UX(ユーザー体験)とは?(UXデザインセンター #001)

こんにちは。

クレスコ UXデザインセンターのりんりんです。

 

技術研究所のブログをお借りして、今回から数回にわたって、UXについて書かせて頂きます。

このブログを通して、UXとは何かが分かり、UXについて真剣に取り組むことで、どんな「良いこと」や「価値」があるのか、どんな「差別化」ができるか、のヒントになればと考えています。

IT業界でスマホアプリやWebサイト、サービスの作成に携わるエキスパートの方だけでなく、業界に関係なく、新人さんから経営者まで、幅広くお役にたてれば、と考えています。

「UXって何?」という方も、もちろん大歓迎です。ぜひ最後までお付き合いください。

UXとは?

ここ数年、「UX」「UXデザイン」「UX設計」などの言葉があちこちで語られるようになってきました。

UXとは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の頭文字、「U」と「Ex」、またはeXperienceの「X」から来ています。

User Experienceを日本語に訳すと「ユーザー体験」となり、製品(モノ)やシステム、サービス、スマホのアプリなどの使う人(ユーザー)の体験について指しています。

UXというと、使いやすさを表す「ユーザビリティ」とほとんど同じような意味で使われることがありますが、実際のところUXとユーザビリティは別のものです。

 

それでは、どう「別モノ」なのでしょうか?

UXの定義

UXをイメージするために、スターバックスの例をご紹介します。

スターバックスはコーヒーの小売りがメインですが、

「スターバックスはコーヒーを売っているのではない。体験を売っているのだ。」

と、ただのコーヒー屋ではなく、コーヒー体験を提供している、と言っています。

確かに、コーヒーの品質だけでなく、コーヒーカップや店内の内装、店員のホスピタリティまで気を配られています。

モノや機能そのものを売りものにする時代は終わり、今はユーザー(お客様)の体験そのものを考慮したサービスや製品の提供が求められているんですね。

 

UXというと、スマホアプリなどでよくキーワードとして登場しますが、UXという概念は、このように様々な業界/場面で登場します。

 

身近な例としてスタバのコーヒー体験を挙げましたが、UXにはきちんとした定義もあります。

UXは、国際規格 ISO9241-210の中でも定義されていて、「製品やシステム、サービスの利用、および/もしくは予想された使い方によってもたらされる人々の知覚と反応」のことを指しています。

とはいうものの、実はUXの定義は数多く提唱されていて、Nielsen-Norman Groupの定義やMark Hassenzahlの定義なども存在します。

しかしながら、どの定義にも共通して言えることは、

「ユーザーが製品やシステム、サービスを「利用する」という行為に関係するすべての要因から構成されるユーザーの印象」

を意味している、ということです。

UIと何が違うの?

UXと一緒に語られることが多いキーワードとして、「UI」(User Interface)という言葉があります。

冒頭に書いた「ユーザビリティ」とともに、本当によく登場し、「UIUX」などとひと塊で語られることもあります。

UXとUIは何が違うのでしょうか。

UIは、「あるもの」と「それを使う/利用する人」とのインタフェース、つなぐものです。

そして、ユーザビリティとは、そのUIの「使いやすさ」のことです。

UXはUIを含む様々な要素(使いやすさも含む)を通して、ユーザーが得る「体験」(厳密には知覚や反応)です。

つまり、UIやユーザビリティは、UXに関わる要素のひとつであるといえます。

 

先ほどのコーヒーの例で言えば、スタバで飲むコーヒーは、コーヒーカップやグラスがUIです。

また、「TO GO」(持ち帰り)すれば紙やプラスチックのカップがUIになります。

同じコーヒーでも、スタバに限らず「缶コーヒー」まで視野を広げると、缶の飲み口がUIです。

これらのUIを通して、「職場で缶コーヒーを飲む」だったり、「スタバでコーヒーを愉しむ」という行為が「ユーザーの体験」、ということになります。

 

 

さて、今回は初回ということで、UXとUIについて簡単にご紹介しました。s

「UXとは何か」「UIとの違いは何か」が、何となくお分かりいただけたでしょうか。

こうして見ると、「UX」「ユーザー体験」を考えるには、UIの良し悪しだけでは足りない、ということが分かると思います。

次回は、UXをデザインする、「UXデザイン」について、お話ししたいと思います。

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