こんにちは。技術研究所の「みゃーたん」です。
この記事では、社内で定期的に開催している「朝活!業界勉強会」のご紹介と、
2015年9月17日に実施した「朝活!業界勉強会#10 ~人材サービス業界編~」の実施報告を
させていただきます。

朝活!業界勉強会とは

朝の時間を有効活用して、各業界の詳しい社員を講師として招き、講義を行ってもらう会です。
経験したことのない業界の経験談や、時には裏話を聞くことで、
朝の新鮮な時間に気づきや知見を得ることができます。
好奇心旺盛な若手エンジニアから、プロジェクトマネージャー、事業部長まで、
幅広い年代・業務の方が参加する、社内でも人気がある勉強会です。

この勉強会は約2ヶ月おきに実施していて、今回の人材サービス業界編は、記念すべき第10回目です。

【過去の講演業界】

  • 通信業界
  • 流通(家電量販店)業界
  • 保険業界
  • コンビニ業界
  • 航空業界
  • 銀行業界
  • メーカー業界(2回開催)
  • 畜産業界

朝活!業界勉強会#10 ~人材サービス業界編~ 実施報告

クレスコの強みの1つは、「人材ビジネス業のシステム開発」と言われています。
今回の朝活では、豊富な開発実績から語られる人材ビジネス業界の話を聞けるということで、
私(企画担当者)自身もとても楽しみにしていました。

今回は、豊富な人材派遣業のシステム構築経験を持つビジネスソリューション事業部のNさん、部長のOさん、
人材派遣業のお客様を多く担当する弊社営業のNさんに、講演していただきました。

【講演内容】
1. 人材ビジネスの概要
2. 人材派遣業の動向
3. クレスコの人材業での強み

「1. 人材ビジネスの概要」では、人材ビジネスとは、一般的にどのようなものがあり、
人材ビジネスのエリアとしてどんな業務があるのかという基本的なところを説明していただきました。

「2. 人材派遣業の動向」では、世間をにぎわせた「労働者派遣法改正」について、
改正前と改正後を比較しながら説明していただいたので、
人材ビジネスにあまり詳しくない私でも、納得感を持って理解することができました。
※人材派遣法は平成27年9月11日に成立し、同年9月30日に施行されました。

今回の派遣法改正のように、人材派遣業は、法律の影響を受けやすく、そのたびにシステム改修対応が
必要となるため、柔軟性の高いシステム構築が必要になるとのことでした。
(うーむ。大変。)

また、人材派遣業のシステム開発で必要とされる特性を分かりやすく3点にまとめて、
解説して下さいました。

【人材派遣業のシステム開発で必要なこと】
1. 外部環境要因に対応する柔軟性
・先の例に出した人材派遣法改正など、人材サービス業は法改正や市場動向などの、
外部環境の影響を受けやすい。そのため、絶えずシステム対応を余儀なくされる。
柔軟性の高い対応が必要。

2. 短納期
・外部環境の変化が激しいため、システムリリースも頻繁に行う。
短納期での開発が必要。

3. 親和性
・営業支援システムや、マイページといった他システムとの連携が求められることが多い。
他システムとの高い親和性が必要。

この3点を踏まえたシステム開発を行うのは、経験に裏づけされたノウハウがないと
なかなか難しいのかな、と感じました。
(だからこそ、「人材ビジネス業のシステム開発」が「クレスコの強み」と言えるのかもしれません)。

また、ビジネスソリューション事業部では、豊富な人材派遣業の経験から得たノウハウを
知財化する活動を進めているとのことです。
この知財を使用すれば、より多くのお客様に、よりスピーディーに、より最適なシステム開発を、
短納期で納品することができるようになる、とのことでした。

もう少ししたら、外部にお披露目できるかもしれませんということでしたので、
楽しみに待ちたいと思います!

最後に

人材派遣法がどう変わったのか、という法律の話から、人材ビジネス業界のシステム構築の苦労など、
システム構築目線の視点から、人材ビジネス業界を知ることができたと思います。
また、講師が3名いらっしゃったこともあり、システム開発視点、営業の視点、
クレスコの管理職としての視点と、異なる目線で人材ビジネス業をお話されていたのも印象的でした。
技術研究所では、今後も「朝活!業界勉強会」を続けていきます。
新鮮な朝の頭に新しい発見を、社員の皆様に提供できていければと思います。