生物の多様性とビジネスモデル

こんにちは。技術研究所のまるです。
この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2019』  11日目の記事です。
初めてのブログ投稿となるのですが、先日わんこに手を咬まれてしまい、上手くキーボードが叩けない状態での投稿となります、お手柔らかにお願いします。

はじめに

前の職場でビジネスアーキテクチャを専門としていたこともあり、私はビジネスモデルに興味があり、TVや記事などその手のものに良く目を通しています。現代は、インターネットやスマートデバイスなどのインフラストラクチャーが整い、その上で実に多様なビジネスが毎日のように生まれています。対象とする市場やそこで発揮される価値も多様で、こんなことを良く思いついたなと驚きを隠せません。

生物の多様性とビジネスモデルの類似性

話はがらりと変わりますが、私は温泉が大好きで、特に独り占めした露天風呂でぼーっとすることが一番の好みです。露天風呂に入っていると、様々な虫や植物、鳥や木があり、異なる餌を求めて異なる行動をしている様子がうかがえます。そんな時に、生物の多様性とビジネスの多様性はとても似ているなぁと感じます。それぞれが似て異なる餌(市場)を求めて、異なる行動特性や特徴(価値)を発揮して共存している、その様子にいつも類似性を感じてしまいます。

進化のスピードについて

生物の多様性は進化の仕組みによるものですが、進化のスピードはとてもゆっくりだと思っていました。われわれが実感できるような進化なんてないよなぁと。ところが、虫の世界では、驚くような速さの進化が見られるようです。人間(ホモ・サピエンス)の誕生は20万年前、人間が服を着る様になったのは、正確な時期は不明ですが、植物繊維の発掘などから2万5千年~3万年前くらいと言われています。例えば、人間に寄生するヒトジラミの亜種のコロモジラミは人間の服に住み着いており、人間が服を着る様になった後に進化したことになります。
もっとすごい例を見てみましょう。ガラパゴス諸島のツトガの仲間が固有種として23種類生息していますが、この中の5種はバナナの葉のみを餌としてます。実は、バナナがガラパゴス諸島に持ち込まれたのは、1,500年前にポリネシア人が持ち込んだことがわかっているので、ツトガの進化はわずか1,500年の間に起きたことになります(*1)。きっとバナナの葉を食べる生物がいなかったので、このガは、栄養もあるこの葉を主食にしてしまえば、これから先は楽に生きられると考えて頑張って進化したのではないでしょうか(??)。これは冗談として、条件が揃えば進化のスピードも驚くほど速くなる可能性があるという事実があるということです。

*1) 「昆虫はすごい」丸山宗利(著) 光文社新書

ビジネスモデルの発展のスピード

ビジネスモデルの話に戻ります。ビジネスモデルの発展も、条件が揃えばすごいスピードで進むのではと考えています。その条件とは、現代が既に満たしているのではと、つい考えてしまいます。その条件とは下記の様なこととなります。
“現在は、地球を覆うようなネットワークが定着し、身近な高性能デバイスが世界中で広く普及し、そのデバイスなどの様々なセンサーから情報を収集できる、そしてこれらのデータを蓄積し高速で処理/分析できる装置が存在し、それらを上手に活用できるAI技術が発達してきている。その結果として、バーチャルとリアルの世界が融合し、これまで考えられなかったようなビジネスモデルが登場する土台が整って来ている(シェアリングエコノミー、サブスクリプション、DX、、)“
実際の業務でAI技術に関わっていますが、人間のできないことはAIにもできないのが基本と言っておきながら、条件次第では人間を少しだけ上回ることもわかっています。決められた大きさの画像を見せて、それがなんなのかという判断をするようなAIを考えたとき、チューニングしてゆくと少しだけ人間を上回る可能性があります。技術研究所でも、ある医療分野でこのようなエンジンを構築する研究をしていますが、特定の画像一枚での判断という条件で比較すると、医師を上回ることが確認されています。AI技術は、現在のビジネスモデルを加速させるキーとなるエンジンの一つであると考えています。AI技術とビジネスモデルの両輪を回していくことで、新たなビジネスモデルがすごいスピードで創出されていく、そんなことを考えながら日々の活動をしております。

しめくくりに・・

私の手を咬んだわんこは、茶色のトイプードルで、咬まれたところを病院で縫合してもらったのですが、そこに嫌気性の細菌が感染してしまいました。14色あるトイプードルで最も人気があるのはこの茶色(レッド)なのですが、どうやら歴史が浅い品種で個体差が出やすく、人懐こくて甘えん坊で落ち着きがない、やんちゃで活発な性格のようです。犬の場合は、進化でなく、人間が意図的に品種改良したのですが、私が感染してしまった嫌気性の細菌がわんこを茶色にする特徴を持っていて、かわいくする代わりにやんちゃな性格も植え付けているのかも、そのせいで人間を咬んで細菌感染させて増殖しているのじゃないか!!なんて想像してしまいました。
※わんこが悪いのではない、細菌に操られたんだ・・・

  • このエントリーをはてなブックマークに追加