IoTソリューションセンターのisaです。
首が痛いと思ったらストレートネックと診断されてしまい、悲しみにくれています。

 

それは置いておいて。
年度がかわり、「IoT」と名のつく部署に異動しました。

このIoT(Internet of Things)という言葉は、注目度が高く、最近ではIoTに関連した多くの事例(実証実験含む)、製品・サービスが登場しています。

「IoT」と名の付く部署に異動したこともあり、仕事として取り組むには、今まで以上に情報を収集し、知識を深める必要があるなと考えていました。
しかし、求められる知識の幅が広く、自分の持つ知識とのギャップがつかみにくい状況…
(IoTは自分の専門としている分野の知識だけではなく、それ以外の分野の知識も幅広く必要です。
単純な技術だけではなく、電波法や航空法、薬事法などの法的知識も必要になることも…)

「IoT検定」の登場

そんな中で登場したのが「IoT検定」です。
IoT検定は、2016年5月11日に本試験が開始されたばかりの新しい資格試験で、IoTで必要になる知識やスキルを可視化できるものです。

IoT検定概要

IoT検定の試験概要から抜粋しました。
範囲はかなり広く、正直これは関係あるのか?と思うものもあります。

検定レベル

  • IoT検定レベル1試験 プロフェッショナル・コーディネータ
  • IoT検定レベル2試験 プロフェッショナル・エンジニア
  • IoT検定レベル3試験 プロフェッショナル・アーキテクト

※ この記事を書いた時点では、レベル1試験のみ受験可能

レベル1概要

  • 正式名称 IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ
  • 試験方法 CBT 四肢択一
  • 試験時間 60分
  • 出題総数 70問
  • 評価方法 合否(60%以上の正解で合格)
  • 認定方法 合格者にはプロフェッショナル・コーディネータ認定証を発行
  • 受験料金 10,800円(消費税込)

レベル1スキルマップ

分類 キーワード
戦略とマネジメント ・企画
・戦略
・プロジェクトマネジメント
産業システムと標準化 ・IoT関連の産業システム
・世界各国におけるIoTプロジェクトに関する知識
・標準化に関する知識
法律 ・通信関連の法律に関する知識
・製造および航空法等に関する知識
・ライセンス、知的財産に関する知識
ネットワーク ・データ送信プロトコル
・WAN(インターネット接続)
・PAN(Personal Area Network)
デバイス ・制御装置
・電子工学
・センサ技術
・スマートフォン
プラットフォーム ・クラウド
・分散処理
・データ処理
データ分析 ・データベースに関する知識
・機械学習および人工知能に関する知識
セキュリティ ・暗号化
・攻撃対策
・認証技術
・監視
・運用

IoT検定受験

前置きが長くなりましたが、さっそく検定を受けてきました!

この検定、本試験が開始される前(4月上旬~中旬)にベータ版試験が実施していたので、
たまたま少し余裕があった時期と重なったので、このベータ版を受ける決意をしまいた。

しかし、受験しようと思ったのが、ベータ版試験の終了数日前で、受験可能日が試験の最終日 or その前日しか予約できませんでした。

合格することが目的ではなく、苦手分野等の把握が目的だったため、そのまま勢いで受けてきました。

結果

とりあえず、無事に合格しました。

合格したものの、セキュリティとデータ分析が比較的弱い結果でした。
曖昧だった部分を見直すために良い判断材料になりそうです。

受験タイミングがベータ版だったので粗品をいただきました。

合格への道

私が知りたいです!

冒頭にも書きましたが、求められている分野が非常に広いので、
日々情報を集め、集めた情報を適宜ダンプしていくことでしょうか。

特に法律や標準化、指針は国によって異なります。
これらの情報は、自分から拾わないと入ってこない情報だと思います。
(仕事では、なかなか入ってこない情報だと思います。)

どこから集めるか

私が集める情報は下記からが多いです。

  • プレス発表
  • Google検索(ニュース)
  • ニュースサイト(技術系で海外含む)
  • SNS

技術的な内容以外にも企業の発表や取り組みは拾っておいて損のない情報ですし、意外なつながりが見えることがあるため、拾っておいて損のない情報だと思います。

なお、2016年5月にIoT検定制度委員会メンバーが検定受験に向けた参考書籍を発表していました。

こちらの書籍もIoTの概要を知るには丁度良いかもしれません。

終わりに

今後よりIoTが普及するにつれてIoT検定の受験者が増えていくと思いますが、
IoTの普及につれて、様々な仕組みも登場してきます。
クレスコでもIoTのプラットフォームを発表しているので興味があればこちらからご覧ください。
https://www.cresco.co.jp/iot/solution/keyaki

また、IoTを活用する上で何をすべきか(何からすべきか)悩む企業も多いと予想しています。
今後、社内の受験者を中心にコンサル的な立場が取れるようになりたいものです。