こんにちは。ひで です。
昨年度に、社員がプロジェクトで得たノウハウをコンテンツ化して社外発信するという活動をしていたので、その振り返りをしたいと思います!
これは、
(1)社内でノウハウを持っている人を見つける。
(2)ノウハウを公開コンテンツにする。
(3)社外に向けて公開する。
と、いうものです。
この活動は「当社内にノウハウがあることのアピールを続けていれば、引き合いにつながる」という、コンテンツマーケティングの思惑でスタートしましたが、私には「誇れるノウハウを持っている社員にスポットライトを当てたい!」という思惑もありました。
実際のところ、どなたも、公開コンテンツとして氏名や顔を露出することを快く引き受けてくれたので、「やっぱ、みんな目立ちたかったんだねー!」と(勝手に)思っています!
社内で「プロジェクトを通じて得た経験を、事例として文書化して応募してください!」という施策を打ちましたが、悲しいかな。。応募はありませんでした。
おそらく、「受託開発だから守秘義務もあるし・・・」とか、「そんなの書いたことないし・・・」とか、「○iitaの記事を参考に実装しただけだし・・・」というように、自信を持ってノウハウの開示に踏み出す動機づけがなかったのだろう。と、思っています。
結局、社内人脈をつかって人づてで地道に探し回りました。探し回るといっても、コロナ禍により社員はリモート作業なので、リモートで探し回りました(もしや、これもノウハウでは?!)。
「これは!」というノウハウ保持者に巡り会えたら、その方の上長(部門長)に許可を得てから、一緒にコンテンツを考えます(逆に、部門長からノウハウ所持者の推薦を受けることもありました)。
ノウハウを持っている方は、当然ながらその専門領域に造詣が深いわけです。そして多くの場合、その方の周囲も、その専門領域に関わる方々です。このように、その領域の専門家に囲まれている状態では、本人はアタリマエだと思っていることが、その領域の専門外の人から見ると興味深いノウハウだったりします。
そうしたネタの原石を「発掘」することは、コンテンツネタ探検家(?)であった私にとっての醍醐味でした。
公開コンテンツの制作では、まず、ノウハウ所持者に既存の資料を提供してもらい、私がコンテンツの目次や構成のイメージを考えて文書(メモ)化します。そのメモを使ってノウハウ所持者とディスカッションし、コンテンツの構想を固めていきます。
コミュニケーションは基本的にチャットですが、ディスカッションのスタート時点ではテレカンで対面コミュニケーションします。コンテンツの制作は創造的な作業なのでニュアンスが大事なところもありますので、やはりお互いの顔も知らない状態では、コミュニケーションがギクシャクする気がするので。
互いに顔を知らなかった東京の在宅勤務者である私と、名古屋の在宅勤務者(ノウハウ所持者)で、テレ・コミュニケーションしながら完成させたコンテンツもあります。デジタル化されたテレワークならではだなー、こうして世界もデジタルにつながるのだなー、もしやこれもDX?と、思います。
なお、この活動では、当社の事例やノウハウに関するコンテンツを会社のホームページ等で公開するため、コンテンツの目的やターゲットを定めて企画書にし、上席者のチェックを受けます。企画にOKが出てから制作に入ります。
ノウハウ所持者にフリーフォーマットでノウハウを文書化してもらい、それをベースに、私が公開用の原稿や構成を書いて、ノウハウ所持者に私の原稿を添削してもらう。というスタイルで進めます。
動画コンテンツではノウハウ所持者を撮影しました。ノウハウを持っている本人にスポットライトを当てたかったので、ここは私のコダワリです。ちなみに撮影機材はスマホです。映像はいいのですが、音声には難があるのでマイクを用意するなどの対策が必要です。
なお、静的コンテンツでも動画コンテンツでも、コンテンツ制作で一番シンドいのは、版権に問題がない素材(イラスト/写真、動画、音楽)を探すことです(このシンドさは、プロのデザイナーも同じらしいです)。都合がいい素材がなければ自作します。素材の制作は技術というより技能の世界です。
コンテンツの制作が終わったら、社内のルールに則り然るべき審査を受けます(かなりの上席者がチェックします)。審査でOKがでれば、公開可能に!
コンテンツが公開可能となっても、そのコンテンツを掲載する場所の確保に難儀することが多々ありました。ここは、私としては「聞くも涙、語るも涙」な出来事ばかりなのですが、コンテンツ制作とは無関係なので割愛します。
新しい取り組みの立ち上げではよくあることなので、いずれ、解決していくでしょう!
なお、静的コンテンツは当社のHPの然るべき場所に掲載していますが、動画コンテンツはVimeoで公開しているだけの状態です。Vimeoへの導線はこれから作っていくことになるのですが、せっかくなので見てください!
ありがとうございました。