こんにちは、デジタルソリューション推進室の松下です。

普段のお仕事は、弊社が展開するデジタルソリューションの推進をしており、その中でも私は、Microsoftに関わるサービスの担当をしています。

本記事は、最近注目度が上がっているPower Platformというローコード・ノーコードアプリ開発製品群の1つであるPower Automateについて紹介させていただきます。

なぜ、この内容についてご紹介するかというと、私自身がシステムエンジニアとして運用・保守プロジェクトに参画していたころ、定例作業をRPA、業務効率化ツールに代替する動きがありました。当時、それほどITリテラシーが高くない私にとって、その機能の高さを目の当たりにし、衝撃を受けました。

今では、Microsoft担当ということもありPower Automateの便利さを情報発信し、読んでいただいた方に興味を持ってもらいたいと思い、この記事を書きました。

目次

Power Automateとは

はじめにPower Automateとは、Microsoft社が展開している業務効率化ツールです。Power Platformと呼ばれる様々なサービス群のうちの1つがPower Automateです。

それぞれのサービスを一言で紹介すると!

<Power Platform>

  1. Powe BI:データ可視化&ビジネス分析
  2. Power Apps:アプリケーション開発
  3. Power Automate:業務プロセス自動化
  4. Power Virtual Agents:インテリジェントなチャットボット

Power Automateでできること

Power Automateでできることは、直感的な操作でファイルのコピーや移動、通知処理、データ集計、承認事項のプロセスなど、主に個人で行っている様々な業務を自動化することができます。簡単に説明すると、決められた手順、作業内容をPower Automateにインプットするだけで、あとは開始から完了まで自動的に処理してくれるイメージです。

Power Automateの対応範囲

Power Automateは、自動化処理が行える便利なツールですが、自動化できる範囲が存在します主にクラウド上に存在するアプリケーションの処理が自動化できます。加えて、端末のデスクトップ上の画面操作を自動化することができる機能があり、Power Automate Desktopと呼ばれるツールになります。それぞれクラウド上のアプリケーションやデスクトップ上の操作が自動化できることで、より広範囲に自動化処理が行えます。

Power Automateを実行するうえで必要なもの

Power Automateで自動化処理を起動から、処理完了までの流れを設定するために必須の要素があります。自動化処理を起動するための「トリガー(きっかけ)」と処理を行うための「アクション(動作)」があります。

  • トリガー:自動化処理を起動する「きっかけ」
  • アクション:自動化処理を実行する「動作」があります。

アクションの中でも取得した値に基づいて条件分岐、反復といった処理を行うこともできます。他にも自動化処理を作成するうえで便利なツールがあり、「コネクタ」と「テンプレート」というものがあります。

コネクタ

Power Automateのトリガーやアクションを設定するうえで、Microsoft製品やそれ以外の様々なサービスやアプリケーションへ接続する為の、「コネクタ」というものが用意されています。コネクタを利用することで、各アプリケーションに合わせて設定を変えたりせずに、簡単に接続できます。コネクタの数は、500を超えています。詳しくは、以下からご覧ください!

テンプレート

これまでPower Automateについて、簡単に紹介してきましたが、ユーザーが自動化処理を作成するうえで、「まず何から手を付ければいいのかわからない」という状態になるかもしれません。

そんな時は、Microsoftが標準で用意しているトリガー、アクション、コネクタを既に組合わせたテンプレートが存在します。様々な業務シーンに合わせたテンプレートを選択することで、簡易的かつスピーディに自動化処理を作成することができます。

テンプレートを用いて簡単に作ってみた

私は、毎日行う定例の作業を忘れないために決められた時間にメールが来るように設定します。

〇テンプレート

  • テンプレート名:指定した間隔でカスタムリマインダーを送信する
  • テンプレートで実現できる機能:ユーザーが指定したスケジュールで自動的にリマインドメールを自分へ送信してくれます。
  • 使用トリガー:決められた定期的な予定に実行するトリガー(Reminder)
  • 使用アクション:自分のアカウント情報取得(Get my profile(V2))、メールの送信(Send an email)

〇活用結果(例)

毎朝、9時に定例作業項目のリマインドメールを受信して自分の作業に抜け漏れが無いかチェックしています。おかげで定例作業以外のタスク管理に集中でき、作業の抜け漏れが発生しなくなりました。

クレスコの研修・トレーニングコンテンツ

いかがでしたか?これまでPower Automateについて簡単にご説明してきましたが、興味を持っていただけたでしょうか。

クレスコでは、これまで記載してきた内容に加え実際にハンズオン形式でPower Automateに関する研修・トレーニングのコンテンツを用意しております。興味がある方は是非お問い合わせください。