・ドラッグ アンド ドロップ (Drag and Drop)
・繰り返し (各 UI 要素) (For Each UI Element)
・シートを保護 (Protect Sheet)
・シートの保護を解除 (Unprotect Sheet)
・範囲を自動調整 (Autofit Range)
・グラフを挿入 (Insert Chart)
・値を検索/置換 (Find/Replace Value)
・名前を付けて Excel ファイルを保存 (Save Excel File As)
・繰り返し (Excel の各シート) (For Each Excel Sheet)
ドラッグ アンド ドロップ操作を実行してくれるアクティビティが追加されました。
ドラッグ対象の UI 要素からドロップ対象のターゲット UI 要素へのドラッグ アンド ドロップ操作を実行してくれます。
追加される前までは「クリック」アクティビティと「ホバー」アクティビティを使用し、アクティビティのプロパティオプションも工夫しながら設定しないとドラッグアンドドロップの実装はできなかったのですが、アクティビティとして追加されましたので、簡単に実装できるようになりました。
指定した各UI 要素に対して繰り返し処理を実行するアクティビティが追加されました。
指定した要素に対して1つ以上のアクションを繰り返し実行してくれるアクティビティです。要素は、複数指定できます。
繰り返し (各 UI 要素)アクティビティを追加し、各UI要素を指定するために、「繰り返し (各 UI 要素)」ウィザードで複数のUI要素を指定していきます。
「繰り返し (各 UI 要素)」ウィザードの「UI要素を追加」で各UI要素を追加していきます。
一番目のタイトルUI要素を選択すると、その要素に似た項目は自動的に識別されて、すべて選択されます。
タイトルクリック処理を実装することで、該当画面のすべてのタイトルをクリックする操作を繰り返し処理してくれます。
同レベルのタイトルUI要素を自動的に認識してくれます。
「次のページへのリンク」機能で次のページへの移動も可能です。
繰り返し (各 UI 要素) (For Each UI Element)アクティビティが追加される前までは簡単にUI要素で繰り返し処理は実装が不可能だったり、データテーブルを使って繰り返しを実装したりしていましたが、これからは簡単にUI要素での繰り返し処理が可能になりました。
Excel の指定したシートの保護を有効化して、シートにそれ以上変更が加えられないようにするアクティビティが追加されました。
追加される前まではExcel上でUI要素のクリックなどで操作をするか「ホットキーを押下 (Send Hotkey)」アクティビティを使ってシート保護をしていましたが、
アクティビティとして追加されたので、簡単に実装できるようになりました。
Excel の保護されたシートの保護を解除して、シートに変更を加えられるようにするアクティビティが追加されました。
「シートを保護」アクティビティと同じように、追加される前まではExcel上でUI要素のクリックなどで操作をするか「ホットキーを押下 (Send Hotkey)」アクティビティを使ってシート保護をしていましたが、アクティビティとして追加されたので、簡単に実装できるようになりました。
Excelを使用するときによく使用する、範囲内の列の表示幅と行の高さを自動的に調整(各列の最も幅が広いエントリの幅と各行の最も高いエントリの高さに変更)してくれるアクティビティが追加されました。Excelファイルの内容をよりきれいに見せるために必要なアクティビティですね。
シートを指定するとシートのすべての列と行の幅を調整してくれます。
グラフを挿入してくれるアクティビティが追加されました。
このアクティビティが追加される前までは、Excelを使用するときにオブジェクトの操作が不便だったのですが、このアクティビティが追加されてグラフを簡単に使えるようになりました。
選択できる種類は以下になります。
※グラフ関連アクティビティで「グラフの取得」と「グラフの更新」も追加されましたので、試してみてください。
グラフのカテゴリ | グラフの種類 |
---|---|
領域 | 領域 積み上げ面 100% 積み上げ面 |
棒 | 集合横棒 積み上げ横棒 100% 積み上げ横棒 |
列 | 集合縦棒 積み上げ縦棒 100% 積み上げ縦棒 |
線 | 線 マーカー付き折れ線 マーカー付き積み上げ折れ線 マーカー付き 100% 積み上げ折れ線 積み上げ折れ線 100% 積み上げ折れ線 |
円 | 円 ドーナツ |
散布図 | 散布図 (平滑線) 散布図 (平滑線とマーカー) 散布図 (直線) 散布図 (直線とマーカー) 散布図 |
「グラフを挿入」アクティビティの「グラフのカテゴリ」と「グラフの種類」で挿入するグラフが選択できます。
以下の図のようにまず「グラフのカテゴリ」を選択するとそれに属している「グラフの種類」が選択できるようになります。
簡単な数字を「データの範囲」として指定し、「棒」グラフを選択し実行してみました。
ぜひ、実業務で使ってみてください。
Excelでよく使用する特定の値を検索したり、置換するアクティビティが追加されました。
追加される前までは、情報を取得してExcelに対して上書きするようにするか、UI操作で検索・置換を行っていましたが、
アクティビティが追加されたので、Excelの値の編集が便利になりました。
Excelファイルを名前を付けて保存してくれるアクティビティが追加されました。
今までは、UI操作で名前を付けて保存ダイアログを表示し、保存場所を直接入力し、マウスクリックで保存していましたが、アクティビティ一つで簡単にできるようになりました。
保存するファイル名と Excel ファイルの種類も指定できます。ファイルの種類は、xlsx、xlsb、xlsm、xlsが選択できます。
個人的にはこの機能を実装するときに苦労していた記憶があるので、アクティビティが追加されて本当にうれしいと感じています。
Excelの各シートを自動的に取得し、取得されたシートごとにすべて繰り返し処理を行ってくれるアクティビティが追加されました。
追加される前までには、まず各シートを取得し、取得した各シートで繰り返し処理を実装し、その中にアクティビティを実装するような形でしたが、
自動的にシート取得から繰り返し処理まで行ってくれるので、かなり便利になりました。