はじめに

こんにちは! RBTCのたかはしです。

今回は、『業務改善』や『業務効率化』関連でよく耳にするkintoneについて調べてみました。そもそもkintoneとはなに?という疑問や、kintoneとRPAの組み合わせについてお話ができればと思っています。

kintoneとは

kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/) は、サイボウズ株式会社が提供しているWebデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービスです。ローコード/ノーコードタイプのサービスであり、「ドラッグ&ドロップ」「Excelを読み込む」「サンプルアプリから選ぶ」のような簡単な操作で業務改善・効率化が可能です。

主に、以下のような特徴があります。

  • 業務システムアプリを必要な数だけ追加
  • データを共有して見える化
  • シンプルなコミュニケーション
  • 外部サービスや基幹システムとの連携

kintone にはあらゆる仕事にあわせたアプリが用意されており、例えば「案件管理」で全体進捗の見える化をしたり、「社員名簿」で入社日や評価を一元管理したり、「問い合わせ管理」で迅速な顧客対応を実現したり、「ヘルプデスク窓口」で対応状況の見える化をしたりなどなど、様々な部署で様々な用途に活用可能です!

特に、申請業務への適用はとても興味深いと感じました。Excelやメール、Faxや電話など、バラバラな申請の場合、対応漏れや二重対応などのリスクがあります。kintoneに申請業務を集約することで、申請に関する業務フローを見える化し、対応漏れや二重対応のリスクをぐっと減らすことが出来ます。

kintoneでは拡張機能も充実しており、多種多様な業務に対して改善のアプローチが可能となっています。

kintone × RPA の組み合わせ

では、kintone さえあれば完璧な業務改善が出来るのか――というと、難しい部分も出てくるのではないかな、と思います。

kintoneは業務管理を効率化することは得意ですが、業務におけるシステムへの入出力については入出力についてはやや苦手な分野となります。例えば、APIが提供されていない自社基幹システムなどへ入出力作業など、どうしても人の手の介在が必要となり改善が難しい業務も珍しくないでしょう。

そういった場面で活躍するものが、RPAです。

RPAの強みはさまざまですが、その中のひとつとして「画面操作が必要なシステムの入出力作業の自動化ができる」というものが挙げられます。

特に、上記のような自社基幹システムへの入出力が必要となるケースは、RPAにとって得意分野であるといえます。

まずはkintoneで業務管理を効率化し、その際に発生するAPIが提供されていない自社基幹システムなどへの入出力をRPAで実装する――RPAがシステムとkintoneをつなぐ役割を持つことで、kintoneが業務改善できるステージをさらに広げることができると考えています。

kintone だけではなくRPAの活用も視野に入れることで、業務改善の幅をより広げることが出来るのではないでしょうか。

おわりに

今回はkintoneとRPAの組み合わせについて考えてみました。

クラウド型業務アプリ作成プラットフォーム「kintone」と、RPAツール「UiPath」は単独でも業務効率化に寄与するソリューションですが、組み合わせることで相乗的な効果を発揮できます。

弊社ではkintone×UiPathの連携ソリューションを展開しております。興味を持っていただいた方はぜひ以下もご覧いただければ幸いです。

現場のDX化を加速する!「kintone×UiPath」で実現できるDXとは?
https://wakuwaku.cresco.co.jp/seminar/kintone_uipath