この記事は『CRESCO Advent Calendar 2022』 2日目の記事です。
こんにちは。クレスコ・デジタルテクノロジーズ(クレスコDT)の繁昌です。
クレスコDTのエンジニアも管理部門もみんな一緒にアジャイル勉強会を開催したお話です。

 

目次

背景

クレスコDTでは昨年より「アジャイル型スピード経営」を掲げ、経営も業務もアジャイルな状態を意識して取り組んでいます。
これまでのがっちりと計画化されてから始めていた文化とアジャイルな状態の融合を促進させるため、社員の皆さんにアジャイルを理解してもらうことで、プラスの効果が得られそうだと感じていました。
ただし、ゴリゴリに堅苦しい学習では日常業務に紐づけた気付きを得るのは難しいと思い、感覚的で楽しく体験して欲しいと考えていました。
そんな矢先に、クレスコのアジャイルコミュニティメンバーで組成された「アジャイルの輪」からグループ会社コラボ勉強会を打診されたため、前述の私の思いをお伝えして勉強会を開催してもらいました。
「アジャイルの輪」というのは、お客様や社内への勉強会を通してアジャイルを広めていく活動をしているチームで、クレスコグループに輪を広げる第一弾が我々クレスコDTとなりました。

概要

今回の勉強会でターゲットにしたのは、
入念な下準備に時間をかけるのではなく、目的の共有と最低限の下準備でイテレーション(計画 → デザイン → レビュー → 振り返り)を繰り返すことによって短時間で理想形にUpdateしていくという体験です。
アジャイル初心者でも有意義な体験学習にするため、基礎知識を「座学」で学んでから「体験学習」を実施しました。

やったこと

      • 座学(30分)

アジャイルの基礎的な解説

      • 体験学習(90分)

イテレーションを3回繰り返して理想の職場環境をデザイン

まずは体験学習に必要な最低限の知識を座学でInputしました。
体験学習は5名前後のチームに分かれ、各チームが「理想の職場環境」をデザインするという内容です。
オンラインとオフラインのハイブリッド開催ですが、ホワイトボードアプリ上でデザインしていくため、全メンバーがPCを用意して挑みました。
デザインではインターネット上の素材を利用して、ホワイトボードアプリ上のオフィスレイアウトにプロットしていきます。
レビューでは別チームのデザインをレビューしてコメントしていきます。
振り返りではレビュー結果を踏まえてKPTを実施し、2スプリント目以降はKPTに則ってより良いデザインにUpdateしていくというものです。

やってみて

1スプリントがプランニング(3分)、実行(5分)、レビュー(3分)、振り返り(3分)という短い時間だったため、少し慌ただしくもありましたが、スプリントを重ねるごとにチーム内での議論が活性化していくことが感じられ、最後の3スプリント目ではオフライン会場であった会議室の外に白熱した議論や笑い声が漏れるほど盛り上がりました。
勉強会後のアンケートやヒアリングでは、「楽しかった」という感想が一番多かったです。
他には、「時間をかけずに目に見える形にして意見を出し合って磨いていくことでスピード感が増すことが分かった」という狙い通りの感想ももらえました。
「もっとアジャイルプロジェクトを実践する上での踏み込んだ内容を教えてほしい」という感想もありましたので、ぜひ今度はエンジニアの実践編もお願いしたいと思います。

最後に

「アジャイルの輪」の皆さん、わがままな要望を完璧に叶えてくださってありがとうございました。

クレスコDTではSNSチームが活動しており、勉強会の様子もUpしていますので、是非そちらもご覧になってください。