こんにちわ、ビジネス開発室の ton です。
2/11(土)にLPI-Japanさま主催のイベント、「HTML5感。~HTML5の最新動向ともっと使いたいHTML5のノウハウ~」に参加してきました。このイベントは”HTML5の最新情報を楽しんで聴けるセミナー”として、定期的(3か月毎くらい)に開催されているもので、今回が5回目の開催になるそうです。ちなみに私は約1年ぶり、2回目の参加になります。
プログラム
初級者向けセッション | 中級者向けセッション | |
1 | ディスプレイの中のバーチャルな世界からリアルな世界に広がるHTML5 有限会社futomi / 株式会社ニューフォリア 羽田野 太巳 氏 |
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2 | プロジェクトを殺さないCSS設計 株式会社 ピクセルグリッド 高津戸 壮 氏 |
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3 | CSSの便利機能で楽しちゃおう! NTTソフトウェア株式会社 鈴木 雅貴 氏 |
HTML5 Web アプリケーションのセキュリティ・マネジメント編 株式会社シーピーエス 村地 彰 氏 |
4 | <input>は地味だが役に立つ 株式会社フォーク 棚澤 優介 氏 |
SCSSの関数機能を利用した効率的なCSS作成 株式会社コムセント 関口 和真 氏 |
5 | HTML5を使った開発にも役立つVisual Studio Code 日本マイクロソフト株式会社 戸倉 彩 氏 |
初級、中上級者向けに分かれているところは、中上級者向けのセッションを聴講してきました。
聴講したセッションについて、概要と個人的にポイントだと思った点をお伝えします。
HTML5とは何だったのか。
まずはAppleのiPhone発表からはじまるHTML5の歴史を振り返り、Web技術の組込み機器やIoT分野への拡大について話されていました。
GotAPIはデバイスウェブコンソーシアムがテーマとして扱っている技術で、WebブラウザからBluetoothなどを経由して外部の機器へアクセスするインターフェースを提供しています。セッションでは、GotAPIを利用して、ブラウザからPTZカメラを操作するデモを紹介いただきました。(PTZカメラへの熱い愛を感じました)
また、羽田野氏が個人的に注目しているAPIは以下の4つだそうです。
- Payment Request API
「CSS設計方法論」の入門として5つの手法を紹介されていました。
- OOCSS
CSS設計をはじめるには、まずは有名なBEMを中心に学び、SMACSSなどその他の手法も必要に応じて取り入れていくのがよさそうです。
「情報セキュリティ」の3大定義(機密性、完全性、可用性)から、実際にやるべき施策まで、セキュリティのマネジメントについて幅広く解説されていました。
Content Security Policy (CSP)
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Security/CSP
CSPはXSS(クロスサイトスクリプティング)を防ぐために定められたポリシーで、サイトに導入すると、インラインJavaScriptの利用などが禁止されるものです。すぐの導入が難しい場合、まずはポリシーに違反する場合に通知が送られる、Content Security Policy Read Only の導入がオススメとのことです。
SCSSは、拡張子「SCSS」のファイルで作られ、トランスパイラ(Gulpが有名)でCSSに変換されます。通常のCSSにはない以下のような機能が利用できます。
- 変数
Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/
マイクロソフト社より2016年に公開されたテキストエディタ「Visual Studio Code」を紹介いただきました。メニューが日本語に完全対応していて、Markdown形式のプレビュー機能や、Gitとの連携など、うれしい機能が搭載されています。
今回のHTML5感。は、会場が小さめ&人数も少なめで、講演者の方との距離が近く感じられるイベントでした。
セッション終了後のビアバッシュにて何名かにお話しを伺ったところ、初参加の方が多かったようです。皆さんの職種もWebデザイナー、SE、コンサルタント、学生さん・・・と様々で、HTML5が幅広く使われていることを感じました
次回の開催は5/13(予定)だそうです。興味のある方はHTML5プロフェッショナル認定試験公式サイトをチェックしてみてください!
おみやげでいただいたセマンくん人形
※ヒゲが固めの素材で子どもが遊ぶには少々心配だったため、毛抜きで抜いてしまいました。ごめんなさい。。