IT-Dがどのような働き方をしているかの詳細は、後輩が書いた記事(新米IT-Dのススメ)にお任せしますが、IT-Dの働き方のポイントは「お客様の立場として働く」というところです。
お客様の立場として働いているので、お客様が何を求めているのかを日々知ることができます。
そこで今回はSEO業界のSEOのトレンドではなく、お客様の中でどのようなSEO対策が求められているのか(お客様のSEOトレンド)をご紹介しようと思います。
※SEOの用語の説明などは省略しているので、SEO初心者の人には分かりづらいかもしれませんが、その点はご了承ください。
「コンテンツマーケティング」はSEOを生業(なりわい)にしている人にとっては「今さら?」という感じだと思いますが、「今さら感」のあるものの方が、お客様にとっては人気な場合もあります。
コンテンツマーケティングは特にその典型です。以前は、
コンテンツを作るのにお金を掛けるくらいなら、もっと他のものにお金を使った方がマシ
というお客様が多かったのですが、最近ではマーケティング担当部署だけでなく経営者の中にもコンテンツの重要性を理解しているお客様が増えてきました。
お客様は、どのようにしたら良いコンテンツを作成できるのか、だけでなく、作成したコンテンツをどのように使うのがより効果的なのか、というところの提案まで求めています。
しかし、古いごみコンテンツの改善や削除に関しては、まだまだ気にしていないお客様が多くいるので、このあたりも含めて提案できるといいなぁと日々考えています。
2016年11月に「Googleウェブマスター向け公式ブログ」でGoogleが導入を検討していることが発表され、SEO業界に衝撃を走らせたMFIですが、正直、お客様はそこまで意識していないように感じます。
正確には、MFIを意識しているのではなくて、スマホユーザーを重視しているという感じがします。
今ではwebサイトがどの媒体から閲覧されているかを計測するのは当たり前のことなので、自社サイトに対するスマホからの閲覧率が高いことはお客様も認識しています。
そのため、新しいページを作成するとしても、まずはスマホページからという流れが一般的です。
MFI自体は、一部本番環境で導入されていますが、まだ正式に導入されているわけではありません。正式な導入時期はまだ未定ですが、2018年になるのではないかという意見もあります。
お客様のスマホユーザーに対する意識が高いのに乗じて、今のうちから「そんな話もあるんだな。」レベルでインプットしておくといいかもしれません。
個人的には、お客様はこの「常時SSL化(HTTPS化)」をいちばん気にしている気がします。
これを気にしている要因は、「ランキングを上げたい」という思いより、「警告が表示されるのが嫌」という思いが大きいです。正確には、「警告」ではないですが、HTTPS通信でないフォームでは、アドレスバーのところに「保護されていない通信」と明示されるようになりました。
これへの対策としては、HTTPS通信に移行するか、無視するか、が考えられますが、「保護されていない通信」というのがサイトのエンドユーザーに対して、どのような印象を与えるかはわからないので、お客様としては無視することはできないといった状況です。
そのため、これに対しては提案しなくてもお客様側から相談してくる可能性が高いので、どのような対応をすればいいのかをしっかりと押さえておくのが大切だと思います。
SEOの世界では注目されている「AMP(Accelerated Mobile Pages)」や「PWA(Progressive Web Apps)」は、お客様の間ではまだまだ認知度が低いように感じます。
今のうちから勉強し始めたとしても、十分に間に合うのではないかという印象です。
しかし、提案する側がお客様と一緒に流行りのワードに振り回されていてはしょうがないので、お客様の投資対効果の最大化と、そしてユーザー目線を意識した対策を提案できることが大事だと私は考えています。
P.S.
このエンジニアブログ読んでると、「執筆者の情報がもう少し見やすい場所にあった方がいいんじゃないか。」とか「画像圧縮しようぜ!」とか思ったりすることがあったりなかったり・・・