こんにちは、産学連携担当の まるやまひさし です。

 

先日、琉球大学の学内で技術セミナーを開催してきました。その様子をレポします。

琉球大学はの敷地はとても広大。
なんと国立大学としては全国4番目の広さ。
この峡谷のような谷と池、これが敷地内にあるんです。

そんな広大なキャンパスで、今回のセミナーの開催場所は千原(せんばる)キャンパスの工学部。
やっぱり沖縄、シーサーのお出迎えがウレシイ。

内容は「AIのビジネス活用のラスト1マイル」と題して3コマ構成
それぞれのタイトルと登壇者は次の内容(写真の左から)

1. エージェントAIと自然言語処理
AI&ロボティクスセンター テクニカルエバンジェリスト 井上 祐寛
2. OCT画像と機械学習を用いた眼病診断補助
技術研究所 上席研究員 綾塚 祐二
3. サービスAI導入の課題と未来,AI&RPA時代のエンジニア
先端技術事業部 事業部長 髙津 聡

内容を、ほんのさわりだけ紹介
1.エージェントAIと自然言語処理

コミュケーションロボット、チャットボットにおける対話を実現するエージェントAIの産学共同の取組みを紹介。
エージェントAIを実現するための自然言語処理に関する研究、実証実験の結果説明。
また現在取り組んでいる音声認識における認識誤りの自動訂正に関して説明しました。

2. OCT画像と機械学習を用いた眼病診断補助

眼底の検査に用いられる光干渉断層計(OCT) で得られる画像は、各種疾患の判断にとても有用。
しかし、正確な判断には経験・熟練を要します。
OSS機械学習フレームワークに、OCT画像を機械学習させることにより、診断の補助となる情報を提示できるよう産学共同で研究。
研究では良好な結果を得られ、成果として研究用途の機械学習エンジンの提供に至ったことを報告。

3. サービスAI導入の課題と未来,AI&RPA時代のエンジニア

AIのPaaSサービスとされる「IBM Watson」「Azure Machine Learning」等。
これらのサービスAIの導入実績に基づいて、ビジネスへのAI導入の課題と未来を紹介。
そしてAIとRPA(ロボットによる業務自動化:Robotic Process Automation)のビジネスでの活用が加速するなか、これからのエンジニアに求められる役割を提言。

 

どうです、みなさん 聞きたくなるプログラムでしょー
学会やビジネスフォーラムで高い評価を得ている内容をベースにプログラムしました。

当日の天気は雨でしたが、とても大勢の学生・研究者に参加いただけました。
聴講者からも関心の高さが伝わってきました。
熱い視聴と熱い質問をいただき、「あっ」という間の90分でした。

 

今回、OB訪問をきっかけに実現に至った技術セミナー。
開催の実現は、琉球大学の教員,学生部の方々の協力があってのことです。
ご支援いただいた方、また参加いただいた方に感謝です。ありがとうございました。

琉球大学にかぎらず、他大学にも同じような試みが出来るといいですね。
共同研究だけでなく技術セミナー共催など 多様なチャネルで産学の関係を深めてゆきます。
将来、みなさんの所属組織でセミナーを開催させていただくかもしれませんね。

では、いずれ