はじめまして! AI&ロボティクスセンターのたかはしです。
少し前まではAI関連のお仕事やロボットを動かすお仕事などなどをしていましたが、今年の3月からRPA関連のプロジェクトに携わるようになり、現在は主にUiPathを使ったRPAの設計を担当しています。
RPAもRの字すら全く知らず、UiPathを触ったことがなかった私がRPAの設計をするにあたり、一番最初に戸惑ったこと……
それは、「UiPathって何ができるの!?」という部分でした。
既にUiPathを触ったことがある方はご存知かもしれませんが、UiPathには多岐多様なアクティビティが存在しており、そのアクティビティの組み合わせによって処理の自動化を実現しています。
ただ、あまりにも沢山のアクティビティがあるので、「この処理を実現するための最適なアクティビティはなんだ?」といったことを調べるのにとても苦労したことを覚えています。
リファレンスを読んで各々のアクティビティの使い方を理解するにしても、そもそもどんなアクティビティが存在するかを知らないことには、入り口には立てません。
そこで!!
今回は、これからUiPathを使っていきたいという方のために、私たちがUiPathでRPAの開発をする際によく使用するアクティビティと、その簡単な説明を一覧で公開しようと思います!
(UiPath Studioの日本語版はこちらを参照ください。2019年1月24日追記)
何らかの業務をUiPathで自動化したい!と思ったとき、このリストを見ればどう実現するが想像できるようになるかもしれません。
アクティビティ名 | 説明 |
Click | 指定したUI要素をクリックする |
Double Click | 指定したUI要素をダブルクリックする |
Hover | 指定したUI要素の上にカーソルを置く |
Send Hotkey | 指定したUI要素にキーボードショートカットを送信する |
Type Into | 指定したUI要素に指定した文字列を入力する |
Type Secure Text | 指定したUI要素にセキュアな文字列を入力する |
Activate | 指定したUI要素をアクティブにする |
Get Text | 指定したUI要素からテキスト値を取得する |
Check | ラジオボタンまたはチェックボックスをオンまたはオフにする |
Select Item | コンボボックスまたはリストボックスから項目を選択する |
Select Multiple Items | コンボボックスまたはリストボックスから複数の項目を選択する |
Set Text | 指定したUI要素のテキストエリアに文字列を入力する |
Element Exists | 指定したUI要素が存在するか判定する |
Element Scope | 指定したUI要素の中で複数の処理を実行する |
Find Element | 指定したUI要素が見つかるまで待機する |
Find Children | 子のUI要素のコレクションを取得する |
Get Attribute | 指定したUT要素の属性を取得する |
Get Position | 指定したUI要素を囲む境界四角形を取得する |
Wait Attribute | 指定したUT要素の属性が文字列と正しくなるまで待機する |
Set Clipping Region | UI要素のクリッピングリージョンを設定 |
Take Screenshot | 指定したUI要素のスクリーンショットを取得する |
On Element Appear | UI要素が表示されるまで待機するコンテナ |
On Element Vanish | UI要素が表示されなくなるまで待機するコンテナ |
アクティビティ名 | 説明 |
Click Text | UI要素の中で指定の文字列を検索してクリックする |
Double Click Text | UI要素の中で指定の文字列を検索してダブルクリックする |
Hover Text | UI要素の中で指定の文字列を検索して文字列の上にカーソルを置く |
Extract Structured Data | 指定したウェブページからデータを抽出する |
Find Text Position | 指定したUI要素から特定の文字列が含まれるUI要素を取得する |
Get Full Text | 指定したUI要素から文字列とその情報を抽出する |
Get Visible Text | 指定したUI要素から文字列とその情報を抽出する |
Text Exists | 指定したUI要素の中でテキストが見つかったかどうかを判別する |
アクティビティ名 | 説明 |
Click Image | UI要素の中で画像を検索してクリックする |
Double Click Image | UI要素の中で画像を検索してダブルクリックする |
Hover Image | UI要素の中で画像を検索して画像上にカーソルを置く |
Find Image | 画像が UI 要素に表示されるまで待機する |
Find Image Matches | ターゲットUI要素の中で特定の画像との一致を検索する |
Image Exists | 指定したUIに要素の中で画像が存在するかを判別する |
Hover Image | 定したUIに要素の中で画像が存在するかを判別する |
Wait Image Vanish | 指定したUIから画像が表示されなくなるまで待機する |
On Image Appera | 画像が表示されるまで待機するコンテナ |
On Image Vanish | 画像が表示されなくなるまで待機するコンテナ |
Load Image | ディスクから画像を読み込んでImage変数に格納する |
Save Image | 画像をディスクに保存する |
アクティビティ名 | 説明 |
Attach Browser | 既に開いているブラウザに接続して、複数のアクションを実行する |
Open Browser | 指定したURLでブラウザを開き、複数のアクションを実行する |
Refresh Browser | 指定したブラウザで現在表示されているウェブページを更新する |
Close Tab | ブラウザのページを閉じる |
Go Back | 指定したブラウザの履歴一覧から前に戻る |
Go Forwerd | 指定したブラウザの履歴一覧から次に進む |
Go Home | 指定したブラウザのホームURLを開く |
Navigate To | ブラウザで指定したURLを開く |
アクティビティ名 | 説明 |
Get Active Window | 現在のアクティブウィンドウを取得して、複数のアクションを実行する |
Attach Window | 既に開いているウィンドウに接続して、複数のアクションを実行する |
Close Window | 指定したウィンドウを閉じる |
Hide Window | 指定したウィンドウを非表示にする |
Show Window | 指定したウィンドウを表示してアクティブにする |
Maximize Window | 指定したウィンドウを最大化する |
Minimize Window | 指定したウィンドウを最小化する |
アクティビティ名 | 説明 |
Assign | 変数または引数に任意の値を割り当てる |
Delay | 指定した時間のあいだ待機する |
Flow Decision | 制御フローを2つの分岐に分割する (フローチャート固有) |
Flow Switch | 制御フローを3つ以上の分岐に分割する (フローチャート固有) |
If | 指定した条件が成り立つかどうかに応じて1つまたは2つの異なる操作を実行 |
Swith | 指定した条件に基づいて、複数のオプションの中から1つの操作を実行 |
While | 条件が満たされているあいだ特定のシーケンスを実行する |
Do While | 条件が満たされているあいだ特定のシーケンスを実行する (必ず1回は実行される) |
Try Catch | 例外の種類をキャッチしてエラー通知を表示 or 例外を無視して続行 |
Throw | 親ワークフローにエラーを返却する |
アクティビティ名 | 説明 |
Get From Clipboard | クリップボードからデータを取得しする |
Set To Clipboard | 指定したテキストをクリップボードに格納する |
アクティビティ名 | 説明 |
Open Application | 指定したアプリケーションを起動して複数のアクションを実行する |
Close Application | 指定した UI 要素に対応するアプリケーションを終了する |
アクティビティ名 | 説明 |
Message Box | 指定したテキストとボタンオプションによるメッセージボックスを表示 |
Select File | ファイルを選択するためのダイアログボックスを開く |
Select Folder | フォルダーを選択するためのダイアログボックスを開く |
アクティビティ名 | 説明 |
Create Directory | 指定した場所にディレクトリを新規作成する |
Create File | 指定した場所にファイルを新規作成する |
Copy File | 指定した場所から別の場所にファイルをコピーする |
Move File | 指定した場所から別の場所にファイルを移動する |
Delete | 指定した場所にあるファイルまたはフォルダーを削除する |
Path Exists | 指定したパスが存在するかどうかをチェックする |
Read Text File | 指定したファイルからすべての文字を取得する |
Write Text File | 指定したテキストをファイルに書き込む |
Append Line | 指定した文字列をファイルの最後に追加する |
File Change Trigger | 指定したファイルまたはフォルダの変更を監視する |
アクティビティ名 | 説明 |
Beep | スピーカーでビープ音を鳴らす |
アクティビティ名 | 説明 |
Read Range | Excelの値を読み取ってDataTable変数に格納する |
Write Range | DataTable変数のデータをExcelの指定シートに書き込む |
アクティビティ名 | 説明 |
Add Data Column | 指定したDataTableにDataColumnを追加する |
Add Data Row | 指定したDataTableにDataRowを追加する |
Filter Data Table | DataTableにフィルタリングをかけDataTableを出力する |
For Each Row | 指定したDataTableの各行について1回ずつアクションを実行する |
Lookup Data Table | DataTableの値をキーとして一致する行番号を出力する |
Remove Data Column | 指定したDataTableからDataColumnを削除する |
Remove Data Row | 指定したDataTableからDataRowを削除する |
Remove Duplicate Rows | DataTableの重複行を削除する |
Sort Data Table | DataTableの列と昇順/降順を指定してDataTableを出力する |
アクティビティ名 | 説明 |
Comment | ワークフローにコメントを追加する |
Comment Out | ワークフローをコメントアウトする |
Log Message | 指定した診断メッセージを指定したレベルでログを出力する |
アクティビティ名 | 説明 |
Invoke Code | VB.netコードを同期的に呼び出す |
Invoke Workflow File | 指定したワークフローを同期的に呼び出す |
アクティビティ名 | 説明 |
Excel Application Scope | Excelワークブックを開いて連続した処理を実行する |
Read Cell | Excel内の指定セルの値を読み取って文字列変数に格納する |
Read Range | Excel内の値を読み取ってDataTable変数に格納する |
Write Cell | 文字列データをExcel内の指定セルに書き込む |
Write Range | DataTable変数のデータをExcelの指定シートに書き込む |
Execute Macro | 指定したExcelマクロを実行する |
Close Workbook | 開いているExcelワークブックを閉じる |
アクティビティ名 | 説明 |
Read CSV | 指定したCSVファイルからすべてのエントリを読み取る |
Write CSV | 指定したDataTableをCSVファイルに上書きする |
Append To CSV | 指定したDataTableをCSVファイルの最後に追加する |
アクティビティ名 | 説明 |
Word Application Scope | wordドキュメントを開いて連続した処理を実行する |
Add Image | Wordドキュメントの最後に画像を追加する |
Append Text | ドキュメントの最後にテキストを書き込む |
Read Text | Wordドキュメントからテキストを読み取り、文字列変数に格納する |
Replace Text | Wordドキュメント内で対象の文字列を別の文字列に置換する |
Export to PDF | ドキュメントをPDF形式でエクスポートする |
アクティビティ名 | 説明 |
Read PDF Text | PDFファイルからテキストを取得する |
Read PDF With OCR | 画像認識を用いてPDFファイルからテキストを取得する |
※ 一部のアクティビティは、拡張パッケージをインストールすることで使用可能になります。
※ アクティビティ名をクリックすると公式のリファレンスページに飛びます。アクティビティのより詳しい説明が見たい場合はそちらをご覧ください。