こんにちは、サービスデリバリーセンターたまかけです。
昨年の秋に合格したITストラテジスト試験の勉強方法について書こうと思います。
これから受験される方の参考になると嬉しいです。
これまではITストラテジストの実務経験はなく、他の論文系高度資格も取得していません。
文章を書くのは大学受験の小論文以来?!というくらい久しぶりで
書籍、小説など一切読まないため、長文を読むのも苦手です。
また私事ですが、、
昨年9月25日に第三子を出産し、3週間後(10月15日)の受験となりました。
子育てと勉強の両立についても触れていきます。
公式サイトには、
「経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す方に最適です。」
1年に1回秋開催、毎年7000人弱受けて、14%くらいが受かる試験です。
- 受験動機
大学が経営学部なので経営+ITの部分に興味がありました。
子育て中で時間的拘束がある間もキャリアにつながる何かをしたいと考えました。 - 受験履歴
平成27年 不合格 午後Ⅰで不合格→午前Ⅰ免除を獲得(その2年間有効です。)
平成28年 不合格 午後Ⅱ論文 B判定 (午前Ⅰ免除)
平成29年 合格 (午前Ⅰ免除)
最初の受験は3年前の平成27年になります。書籍を頼りに独学で勉強し、結果は不合格。
午前Ⅰは通過していたので、2年間有効な「午前Ⅰ免除」をゲットします。
多くの方が書かれているように、高度資格は「午前Ⅰ免除」が必須だと思います。
それくらい当日の負担が変わります。
二度目の受験では、会社負担で受けられる「アイテック合格ゼミ」と「アイテック模擬試験」を申し込みました。
「アイテック合格ゼミ」は8, 9月の日曜3日間(1日7時間)のセミナーで主に午後問題対策を行います。
講師の添削を受けられ、3日間は勉強に集中できるので
平日に勉強時間が確保できない方や、独学ではモチベーションが続かない方におススメです。
「アイテック模擬試験」も自宅受験が可能なので、時間的制約がある方にはおススメです。
準備万端!対策もばっちりで受験した二回目の結果は、、、、不合格。
午後Ⅱの論文がB判定!でした。
三度目の正直で昨年ようやく合格することができました。
【参考書など】
午前Ⅰ対策 過去問だけで十分です。スキマ時間にアプリでひたすら問題を解きました。
午前Ⅱ対策 過去問だけで十分です。スキマ時間にアプリでひたすら問題を解きました。
午後Ⅰ対策 机上で勉強が必要ですが、過去問を解くだけで大丈夫です。
午後Ⅱ対策
最大の難所です。
2,500字前後(原稿用紙約6枚分)を2時間で書くことになります。
しかも毎年異なるテーマが与えられます。
事例集を見ると、小売店やメーカーなどの論文が多いのですが
自分の経験に基づいた論文で合格したいという気持ちがあり、「銀行」の論文を書こうと決めていました。
自分が関わったプロジェクトに、「もしITストラテジストとして参画していたら」という設定で論文を書いています。
合否判定の一番のポイントは「ITストラテジストらしさ」だと思います。
「らしさ」を論文で出すためには、システム開発に至るまでの流れを理解することが重要です。企業が経営方針から経営戦略を立案し、個別のシステム開発に至るまでのフローや
それぞれの意思決定がどのような方法で行われるのかを勉強する必要があります。
具体的には
「ITストラテジストらしい単語が入っているか」
→(分析を行った、ヒアリングを行った)
「自分が考えて行動した文章になっているか」
→(そこで私は、〇〇を行った)
「自分の行動で何か成し遂げられているか」
→(設問アで課題を記述→設問イ、ウで解決)
という点を意識して取り組みました。
論文のネタ集めとしては、ほぼWEBから。
地方銀行などのIT導入事例をひたすら読んでは、業界全体の課題についてリサーチしました。
特定のサイトというよりは「銀行 課題」等で検索して出てくるサイトをひたすら読みました。
午後Ⅱの勉強時間の確保には苦労しました。1日のスケジュールは以下のような状態でした。 受験した時点で、4歳、2歳、0歳の子供がいたので 子供たちが寝てる時間以外は無理だと考え、夜中もしくは早朝に勉強することにしました。また時間内に論文を書き上げる練習をするために、最短でも2時間確保する必要があり、毎日「2時間遅く寝る」 or 「2時間早く起きる」ことにしました。※夜22時~0時、もしくは朝4時~6時に勉強していたことになります。
実際は、途中で子供が起きてしまい中断することもありました。
〔1日のスケジュール〕
4:00 起床&勉強
6:00 朝の支度
6:30 子供たち起床
8:00 通園&通勤
18:30 お迎え
19:00 帰宅。夕食、お風呂
21:00 子供たち就寝
22:00 勉強時間
0:00 就寝
論文系の試験は難しい!というイメージが先行しまっていますが
論文対策さえできれば誰でも合格可能だと思います。
女性の活躍推進が叫ばれる昨今ですが、
少しでも活躍できるようチャレンジしていきたいです。