この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2018』 7日目の記事です。
去年書いた記事がおかげさまで閲覧数トップ3に入ることができ、調子に乗って今年も執筆しますと手を挙げてしまいました。
が、まだネタ決まってません(今日は原稿締切の日です)。
絶対×絶命。オワタ\(^o^)/積んだー (music by ヒスパニ)
「書くネタが無いわけではない、書きたいことがありすぎて選べないのだ。」(言い訳)
こんな8月31日に夏休みの宿題に取り掛かる状態で締め切りと格闘していては、良質なコンテンツを届けられないのではないか?
さあ、どうする?
「兄さん、何をそんなに焦ってるんだい?テキーラでも飲んで落ち着きな。」
うん、そうだ。
今年はもう諦めて来年用のネタを今から考えようと思う。(ポジティブ思考)
どんなコンテンツがよいだろう?
今までの経験・体験で何か書く?
何かやってみて記事にする?実際にやってみないといけないから準備も必要だな。
これはちゃんと整理したほうが良さそうだ。
そうだ、Agileでよく使うユーザーストーリーマッピングで考えてみるのはどうだ?
そうと決まれば早速。
ユーザーストーリーマッピングとはJeff Pattonさんが開発した
- 製品の設計
- ユーザーワークフロー
- リリース計画
を同時に見える化する手法です。
ざっくりと簡単に説明すると、Scrumの場合、プロダクトバックログを優先順位に基づいて開発を進めていくわけですが、実際Sprint毎に開発するプロダクトバックログが羅列されてるだけだと、プロダクト全体像が見えにくいこともあるかと思います。
そんな時に、ユーザストーリーを書き出し、それを時間軸にそって物語順に並べて、さらに優先順位順に並べることによってプロダクトの全体像の見える化をするわけです。

緑色の付箋紙(のようなもの)は、ユーザーの行動(アクション)を書き出したもの。ユーザー体験を時系列に並べる感じですね。
黄色い付箋(のようなもの)は緑を実現するユーザーストーリーを書き出し優先順位順に並べたもの。
緑から始めてもいいし、黄色から始めてそれを抽象化して緑にしてもいいと思う。
こうして並べたのを見ながらリリースラインを決めていくわけです。
なるほど、なんだかプロダクトの全体像が見えてきました。
ユーザーストーリーマッピングは、「マップ」じゃなくて「マッピング」なことからもわかるように、アウトプットのマップだけじゃなくこれをやること自体もとても重要なのです。
マップを作る過程で会話も増えます。会話は共通認識・理解をもたらします。課題も見つけやすいです。なので開発チームだけじゃなくなるべく多くのステークホルダーを巻き込んでやった方がよいです。
ということで今回はこのユーザーストーリーマッピング風に、「今、jitsukawaが最優先でAdvent calendarで配信すべきコンテンツは何か?」を探っていきたいと思います。
(今?来年ですけどね)
- ユーザーのタイプを決める
- アクションを書き出す
- コンテンツを考える
- 並び替える
- 最優先でやるものを決める
以上。
先ほども書いたように 会話が目的 でもあるので、今回はクレスコAgile推進委員会(非公認)の委員長shiina さん(Advent calendar14日目のヒト)にご協力いただきました。
どんなコンテンツが良いか?を考えるならまず読者をイメージするのがよいですよね。
いわゆるペルソナってヤツですね。
- jitsukawaのブログを毎週楽しみにしてくれている20代女性
- エンジニア
- たくさんのエンジニアを抱えるSIerの経営層
エンジニアの想いを経営層にぶつけるのも悪くは無い。
まあでも普通にエンジニアで。うん。
エンジニアに向けて発信するコンテンツを考えよう。
- 流行りの言語で何か作ってみたり、新しい技術で何か作ってみたりの「やってみた系」
- これはいいなと思った本とかAgileプラクティスとかを書く「紹介系」
- 今までのプロジェクトでの挑戦・成功・失敗などを書く「体験談系」
こんなもんですかね。
ホワイトボードに付箋紙をペタペタして考えてみました。

あ、クレスコAgile推進委員会(非公認)は、CoworkingスペースとしてYahoo lodgeを活用してます。無料期間も延長されたし良いですよ。(AWS Loft Tokyoは無料だけど土日は休みなのがネック)
並び替えました。

この辺の順位付けは人それぞれだと思いますが、我々クレスコAgile推進委員会(非公認)のメンバー2人で話し合った結果、あえて時系列で並べるなら、
体験系 > やってみた系 > 紹介系
でした。体験系が一番想いを込め易いですよね。
「この想いキミに届け」
書き易さ的には、紹介系 > やってみた系 > 体験系 な気がしますが。
ということで、リリースラインを決めます。
- 一番気持ちよく働けたプロジェクト
- 若手エンジニアの育成に取り入れたらうまくいったこと
- AWSのすべてのサービスを使い倒してみた
をリリース1 いわゆるMVP(Minimum Viable Product)とします。
その中でも一番左上にいる
「一番気持ちよく働けたプロジェクト」
これを来年のAdvent calendarのネタにしようと思います!
なんとか、来年のAdvent calendarのネタを決めることができ、目的を達成しました。
それでは、また来年会いましょう!
おわり。
ネタ探しに困っているという現状をAgileプラクティスで解決するというお話でした。