AGL UCB 7.0をラズパイで動かしてみる

Automotive Grade Linux、オープンソースプラットフォーム「Unified Code Base 7.0」を、RaspberryPiで動かしてみる。

こんにちは、NKC菊地です。

2019/03/01 「Unified Code Base 7.0」が公開されたとのことで、手持ちのRaspberriPiで動かしてみました。
目的は、音声認識APIに対応したとのことなので、使えるかどうか、確認してみようと考えたからです。
(まっ、単なる興味本位って程度です。顧客の会社も、興味を持っているようですので。。。3/1加盟。。。)

Automotive Grade Linuxのバージョン履歴は、下記のコードネームがついています。
7.0は、Grumpy Guppy(グッピー) だそうです。お魚シリーズなんですね。
6.0は、Funky Flounder(ヒラメ)
5.0は、Electric Eel(うなぎ)
4.0は、Daring Dab(???)
3.0は、Charming Chinook(???)
2.0は、Brilliant Blowfish(フグ)

Automotive Grade LinuxのWebサイトは、下記のURLで開きます。
https://www.automotivelinux.org/

「Unified Code Base 7.0の最大の特徴は、今回のバージョンでリリースされたオープンソースの音声認識/スピーチAPIだ。基盤部分の音声技術プロバイダーとは無関係にアプリケーションを音声対応にできるため、開発プロセスを簡略化できる利点がある。」(https://fabcross.jp/news/2019/20190311_unified_code_base.htmlより引用)とのことなので、どんなものか、気になりました。

自宅で、AIY-Project Voice-kit V1を発売直後に購入し、夜な夜な「OK,Google 明日の天気を教えて」って、遊んでおりました。でも、数日で飽きてしまい、倉庫で冬眠させておりました。

■ハードウェア
・RaspberryPi3B+
・USBキーボード
・USBマウス
・USB電源
・マイクロSDカード(8G)

以下は、必須ではありません。私の環境には、接続しています。(目的が、音声認識APIの確認だったので。)
・AIY-Project Voice-kit V1
・7インチTFT

■手順
1.SDカードに、イメージファイルを書き込みするPCを準備。
SDカード書き込みソフトのEtcherをインストールして下さい。

2・Automotive Grade Linuxのサイトから、RaspberriPi3用のイメージファイルをダウンロードします。
ダウンロードは、下記のURLで開きます。
https://wiki.automotivelinux.org/agl-distro
「Community BSPs」-「Snapshot Binary」にある agl-demo-platform-raspberrypi3.wic.xz を、ダウンロードします。(通信状況により、ダウンロードに時間がかかることがあります。日本の深夜時間帯は遅い気がします。)

ここでの失敗談を書いておきます。
イメージファイルを解凍する為、WSL(Windows Subsystem for Linux)を、Windows10にインストールして、Ubuntuコマンドウィンドウでダウンロードしたファイルを解凍しました。
<xz -dv /mnt/c/Users/xx(ダウンロード先)xx/agl-demo-platform-crosssdk-raspberrypi3.wic.xz>
で、解凍できますが、agl-demo-platform-raspberrypi3.wic.xzが消えてしまい、
agl-demo-platform-raspberrypi3.wicファイルが作成されます。
この為、もう一度、ダウンロードする羽目になりました。
この作業は、不要でした。下記のEtcherは、xzファイルをそのまま、指定できます。(素晴らしい!)

3.SDカード書き込みソフトのEtcherを起動します。
ダウンロードしたファイルを指定して、「Flash!」をクリック。
書き込み、ベリファイチェックで、数分かかります。

4.RaspberryPi3B+を用い、SDカードを差し換えます。

5.USBキーボード、USBマウスを接続し、最後に、マイクロUSB電源を投入します。
(無くても使えますのでAIY-Project Voice-kit V1は不要。7インチTFTは、HDMIでTVに繋いでもOK。)
一瞬、起動画面が表示されますが、黒画になります。2~3分待ちますが、一向に画面表示されません。
やっぱ、ダメか。。。。。っと、6分程度経過したら、画面が表示されました。

(写真:ENV_VIEW.png)

(写真:START.png)

 

■何が出来るか、お試し!

1.SETTINGSをクリックし、設定をお試し!

1.1.日時設定
日時を設定してみましたが、画面上部の時計表示は、設定通りに表示されない。

(写真:DAY_TIME.png)

1.2.WiFiの設定
まず、インターネットに繋げてみます。

(写真:WiFi_SET.png)

1.3.Bluetoothの設定
つぎに、スマートフォンとペアリングさせてみます。

(写真:BT_SET.png)

1.4.バージョン確認
巨大なロゴが、カッコいいです。

(写真:VER_INFO.png)

 

2.RADIOをクリックし、ラジオをお試し!

2.1.ラジオの選曲
選曲しても、音が出ませんでした。日本で放送していない周波数チャネル?

(写真:RADIO.png)

2.2.音量設定
音量を大きくしたら、ホワイトノイズだけでも聞こえるか試しましたが、音が出ません。

(写真:VOL_SET.png)

 

3.PHONEをクリックし、電話をお試し!

3.1.電話してみる
電話してみましたが、かかりませんでした。BT接続で、ハンズフリーしないようです。

(写真:DIALPAD.png)

 

4.電源OFF/ON

4.1.電源OFF
電源ボタンらしいものがありません。しかたなく、電源抜きで電源OFF。

4.2.電源ON
電源再投入してみました。なぜか、画面が180度回転していました。なぜでしょう?

(写真:RE_START.png)

■まとめ

目的の音声認識APIが使われるデモが無く、残念でした。
でも、DEMOソフトとしては、なかなか素晴らしいですね。育てがいもありそうです。
これ以上を望むなら、ビルド環境を用意して。。。でも、ハードウェアの拡張、どうすんだよ。。。
春ですが、SDカードだけは、冬眠させようかな。。。

以上です。

 

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