レゴ®️シリアスプレイ®️ファシリテータ養成トレーニングをうけてきた

みなさまお疲れさまです。UXデザインセンター所属、レゴ®シリアスプレイ®トレーニング修了 認定LSPファシリテーターのカツメです。
さて、少し前なのですが、タイトルにあるとおり「レゴ®️シリアスプレイ®️ファシリテータ養成トレーニング」を受講してきたので、今回はご報告投稿とさせていただきます。

「レゴ®️シリアスプレイ®️」って何?と思った方が多いと思います。
「レゴ®️シリアスプレイ®️」レゴブロックを使用したワークショップ型研修のメソッド、です。

「コアプロセス」と7つの「アプリケーションテクニック」を組み合わせることで、チームビルディング、組織の意思決定や経営戦略、個人のための思考やコミュニケーション、問題解決まで、目的に合わせた研修を作ることができる!いろいろ応用のきくメソッドです。

「レゴ®️シリアスプレイ®️」はロバート・ラスムセン(当時レゴ社教育部門研究開発統括)を中心としたレゴ社のメンバーによって開発されました。現在、レゴ®️シリアスプレイ®️の知財はレゴグループとレゴ®️シリアスプレイ®️マスタートレーナー協会(共同会長:ロバート・ラスムセン)によって保有されています。

「コアプロセス」と「アプリケーションテクニック」

「コアプロセス」とは、「問いを立てる」→「つくる(組み立てる)」→「共有する(語る)」→「ふりかえる(学ぶ)」という4つのステップからなっており、全ての基本となっています。

ざっくりいうと、「お題」があって、それに対して各自レゴブロックを組み立て作品をつくります。その後、自分の組み立てた作品について語って他の参加者と共有。そして、他の参加者から作品について質問され、質問にこたえていく事で内観していく、という流れで行います。

「アプリケーションテクニック」は、個人モデルを作る、共有モデルを作る、全体を俯瞰し大局的に見ていくテクニックだったりと、全部で7つあります。

レゴ®️シリアスプレイ®️誕生のきっかけや、開催済みのワークショップレポートなど、ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツのWebサイトに詳しく載っていますので詳細はそちらでご確認ください。

ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ
http://www.seriousplay.jp/

トレーニングはどのくらいの時間、どんな感じでやるの?

念を押しますと、私は「レゴ®️シリアスプレイ®️」を使ったワークショップを体験してきたのではなくて、「レゴ®️シリアスプレイ®️」を使ったワークショップをするファシリテータを養成するトレーニングを受けてきました。

日程は、9時-18時の1日みっちり×4日間コースで、ハイ!!がっつり。
体力いりそうだけど、どのくらい覚悟しといたらいいの?朝ごはんいっぱい食べておけばいいの?

と、受講前に不安になり情報を集めるためネット回遊してたのですが、ワークショップ体験のブログなどは見つけられたものの、ファシリテータ養成トレーニングの様子は情報が少なかったので・・・もしこれから受講予定の方がいましたら、少しでもこの投稿が役に立てば良いな、と思います。

ランチタイムや休憩時間もちゃんとありました。水分摂取も糖分摂取もできましたよ!大丈夫、そんなに恐ろしい修行ではありませんでした(笑)

最初は、「4日間長い!」と思っていましたが、そして体力的にはやっぱり長いよ、と感じたのですが、気持ち的にはおもしろいのであっという間でした。そして、この期間では学びきることは難しい、短い!と思いました。
まあ、どんな研修も、研修だけでは基礎を知っただけ、実践を繰り返すことで学びが深まるんですよね。。。

トレーニングの進めっぷりと注意事項

よくある研修では、講義→演習のように進めることが多いですが、こちらは基本的には演習→講義の順で進められました。
まず「コアプロセス」や「アプリケーションテクニック」を使った演習を「ワークショップ受講者」として体験しました。体験してから講義をうけるため、腹落ちしやすいなと感じました。

レゴ®️シリアスプレイ®️を受講する場合の注意事項がありまして。

受講者は、必ず作品を見ながら、作品でストーリーを話さなければならないという掟があります。
場にいる他の人の顔や目を見たり、ファシリテータの顔を見て話すのではなくて、作品を見て話します。
そして作品に無いことは話してはなりません。「作品が全て」ということなのです。

「お題」に対してぱっと思いつかなくても、とにかくブロックを触って組み立てる。組み立てながら意味づけをしていく、というのが重要です。今までの会議とは全然違うものなんですね。

レゴ®️シリアスプレイ®️だと、「個人モデルを作りストーリーを語る」ということで自分の意見を言いにくい人もちゃんと参加できるし、声の大きい人だけが意見やアイデアを言っている状況を避けることができます。
「作品」について語るので、会議がテーマから脱線しにくい点や、他の参加者も「作品」に質問するので、個人批判にならない点(個人批判されていると感じない点)も、良かったです。

私が個人的に良かったのは、他の人の目を見て話さなくていいところ・・・(笑)「作品」を見て話すので緊張しにくいし、空気を読んで自然と意見を変えていったりする、ということもなくなります。

演習では普段使わない頭を使うので、だいぶ糖分を欲しましたが、「意味を考えながら組み立てる」というのは、意味を考えながら目的を持って設計していく、普段の仕事(デザイン)と似ている部分があると感じました。

トレーニングの流れ1

1日目の演習では、ブロックを組み立てること、そして組み立てた作品でストーリーを語る練習から始まりました。
最初のお題は「タワー」。限られたブロックでそれぞれのタワーを作り、タワーのお気に入りポイントを作品を指差しながら語ります。

各自作り終わった時、全く違うタワーが並んでいて、「タワー」でイメージするものがこんなに違うのかと・・・!そして、それぞれのストーリーを聞くと、それも多種多様で面白く、これからはじまる4日間にワクワク!

レゴブロック

そのあとは、マニュアルに沿って組み立てる演習も行ったりと、ウォームアップをしました。

そして、最初のアプリケーションテクニックでもある「個人モデル」の組み立てを学びました。
お題にそって、個人モデルの組み立てを行いストーリーを語ります。そして次は共有モデルの組み立てに入ります。

個人モデル作品から、各自が自分の作品の大事な一箇所だけを切り出し、それ以外は捨ててきます。
パーツだけ持ち寄り机に並べて、円になって作品を囲み、全員の作品を再確認。この作品は、イコール各自の意見やアイデアなんですね。なので、全員が全ての作品の意味を覚えていることが大切です。

そして、個人作品のそれぞれの関係性をみながら全員で組み立てて、共有モデル、ひとつの作品をつくっていきます。この時、他の参加者の作品を勝手に触るのはNGで、自分の作品を触れるのは自分だけです。
自分の納得いく、全員が納得のいく共有モデルを作っていきます。

レゴブロック共有モデル

1日目は以上の演習を行って、演習について講義を受けて終了。
1日目でだいぶヘトヘトになりました。

トレーニングの流れ2

2日目、3日目は、「組織のためのリアルタイム・ストラテジー」を学びました。こちらも個人モデルの組み立てからはじまり、共有モデルの組み立てへ。
個人モデルの組み立てでは、自分の仕事のモチベーションや価値というのが「お題」でした。

私のモデルはこれ

レゴブロック個人モデル

これだけ見てもなんだかわかりませんね!ベースにある青は、当社クレスコを意味する青で(笑)クライアント企業があって、エンドユーザーがあって、お花パーツはユーザーの体験(嬉しいとか、便利とか)を表しています。

この説明だけだと私の仕事の「状態」を表しているだけ、短絡的な表現でなんだかお恥ずかしいですが、こういったものを作って自分の仕事やモチベーションについて語っていきました。

ひとつひとつのパーツに意味をもたせて語ることや、他の参加者に質問されることで、もやっとしていた仕事のイメージの輪郭がハッキリとしていき、別の視点で見えてくるものがありました。(私、内観している!)

他の参加者の作品はこんな感じ。使うパーツも作るものも、全然違います!

レゴブロック個人モデル

このあとまた、重要パーツを持ち寄って共有モデルを作ります。

レゴブロック共有モデル

現状の仕事の共有モデル↑を作ったあとは、未来に対してのお題で、個人モデル、共有モデルと作っていきました。

トレーニングの流れ3

2つのモデル、「現状」と「未来」ができたところで、現状からすると、近い未来なのか?ずっと遠い未来なのか?そんなことを検討しながら、それぞれ机に配置します。

その後、この2つの間に影響がありそうな物、出来事などを考えて、ペアを組んでモデルを作り、どの要素に関係しそうなのか?影響を与えそうなのか?を考えながら配置していきました。

レゴブロック配置

配置した後に、それぞれが組み立てたブロックは何を意味しているのか説明し、全員で共有しました。
「なるほどー!そんなことも未来に影響する可能性があるのか!」など、自分一人では思いつかない事、物も多く、視野が広がります。

この次は、自分たちの「現状モデル」や「未来モデル」、「影響する要素」が、どういった関係性があるのか、やわらかい紐やチューブ型のパーツなどの特性を意識して、繋いでいきます。

ガッチリ固まって融通の利かない関係なのか?双方に情報や資源など何かが行き来する関係なのか?関係性をよく考えながら、どんどん繋いでいきます。

こんな感じ。すごいことになった!

レゴブロックコネクション

すごいことになった後も、「もしも、こんなことが起きたらどうなるか?」とモデルを動かしてシミュレーションし、各自の意思や行動を共有して内省する、ということを学んでいきました。

※ブログの内容では、トレーニングの内容を省略したり、記憶違いで日にちや順番について違う箇所がある可能性があります。

ワークショップ設計

3日目の最後はチームに分かれ、今まで学んだことからワークショップを設計していきました。適切なアプリケーションテクニックを選定し、ワークショップの目的を達成できるのか?実際にブロックを触ったり、受講イメージを膨らませながら検討し、組み合わせていきました。

難しかった・・・!ですが、4チームともターゲットも内容も違う、特徴のあるワークショップを設計することができました!(パチパチ)

こんな感じ。

  • よりよいチーム作りのためのワークショップ
  • 働き方改革のワークショップ
  • 就活生のための自己分析ワークショップ
  • 自分の住む街をみつめなおすワークショップ

そして4日目には設計したワークショップの発表を行い、他のチームから質問をもらったり、提案があったりと、ここでも共有が生まれました。

その後、同じような流れで「チームのためのリアルタイム・ストラテジー」を学び、4日間を終えました。

まとめ

演習→講義という流れで学ぶため、腹落ちしやすい。学んだことを実践につなげていきやすいです。
そして、講義ばかりだと受け身になって、だいたい夢の世界から強引なお誘いがきますが…演習が多いので眠くなりにくかったです!(笑)

今回この講座に参加したメンバーのほとんどが初めましてでしたが、「レゴ®️シリアスプレイ®️」を通してお互いを知ることができ、それぞれの個性が組み合わさって、良い、濃い、時間を過ごすことができました!

チームビルディング、組織の意思決定や経営戦略、個人のための思考やコミュニケーション、問題解決まで、目的に合わせた研修を作ることができる!いろいろ応用のきくメソッドだということを体験できました。

ひとまずは社内でのチームビルディングや問題解決などに活用していきたいと思います。

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