技術研究所特派員 I.M

今からでも間に合う? G検定対策

お久しぶりです、特派員三年目のI.Mです。

いきなりですが、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定をご存知でしょうか。

G検定とは

日本のAI研究第一人者である、東京大学の松尾豊准教授が理事長を務め
「ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指す」
という目的で設立された組織がJDLAです。
このJDLAが
「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」
をジェネラリスト(Generalist)と定義し、その知識を認定する検定試験がG検定です。

2017年からすでに4回の検定試験が実施されており、
今後2019年7月6日(土)に第5回、11月9日(土)に第6回の実施が予定されています。
(2019年5月末現在)

この検定試験に合格したジェネラリストを、本当か嘘か2020年までに10万人規模で輩出することを目指していると記載がありました。

私は前回の第4回を受験、無事合格し認定をいただくことができましたので、
役立ったと思う勉強法などを記載したいと思います。

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SAPとRPAの組合せを考えてみた。

この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2018』 2日目の記事です。

お久しぶりです。特派員のI.Mです。
今回はSAP界隈でRPAをどのように組み込むのか考えてみました。
SAP ERPを扱う業務にRPAを持ち込む場合、どのようなシーンを想定するでしょうか。

バッチインプット

SAP ERPは、世界中で使われているパッケージソフトウェアであり、世界中のERPコンサルタントの集合知であり、ベストプラクティスです。
ところが、SAPのインターフェース(操作画面)は非常に複雑で分かりにくく、難しい(≒扱いにくい)と言われることがよくあります。
これは世界中の多種・多様な企業で利用され、その要求に応えるべく非常に高機能且つ汎用的なものである必要性が、インターフェースを複雑に、手順を難しくしているというのが一般の見方のようです。
ならば、SAP ERPの画面操作を簡便にするためにRPAツールを使えばいいのかな?と考えられそうです。
(私も思いました)
SAP ERPのクライアントツール(SAP GUIと呼ばれます)の画面操作をRPAツールで記録して入力値を変数にして、、、という手順です。

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AWSとSAP Cloud Platform

こんにちは、特派員のI.Mです。

最近やっとAmazon Echo dotが届き、Amazon Music Unlimited(Echoプラン)を使い始めました。
ですが、ライブ音源とかカバー歌手の曲がかかったりしてなかなか思い通りの曲に辿り着けず、家族にガッカリされていたところ、
「プレイリストを使いたまへ」
という天啓を受けまして、それから快適にリビングの音源となっています。

なお、自分で作ったプレイリストの名称は単語を半角スペースで区切ると認識されやすくなっていい気がします。

閑話休題。

今回はPaaSのあり方について思うところを書きます。

ハイブリッドクラウド(パブリッククラウド×オンプレミス)

日本ではまだまだ基幹システムをパブリッククラウドに置く企業は少ないと思います。
基幹システムはオンプレミスやプライベートクラウド、他の業務システムはパブリッククラウドというハイブリッドクラウドという構成は多いでしょう。
この構成で、業務システムと基幹システムを連携させるアーキテクチャに悩むことは多いのではないでしょうか。とくに業務システムから基幹システムのデータ参照は、クラウドからオンプレミス側のファイアーウォールを超えなければなりません。

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個人的によく使うショートカット

こんにちは。特派員のI.Mです。

今回はライトに私がよく使うショートカットをご紹介したいと思います。
あまり知られていないと思われるものを集めてみましたので、参考にしてもらえれば幸いです。
(私はWindowsユーザーなのでmacOSではほとんど使えないと思います)

アプリケーションごとに並べてみます。

Google Chrome

  • Ctrl + [数字]

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Web APIクライアントのコード生成

こんにちは、特派員のI.Mです。
今回はAPIのお話です。

※この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2017』 4日目の記事です。

SAP API Business Hub

SAP API Business Hubをご存知でしょうか?
所謂APIのカタログサイトで、SAPやそのパートナーが公開しているAPIの情報が閲覧できたり、トライできる環境です。
既に学習済みのモデルですがSAP Leonardo Machine Learningの一端がここで体験できます。
(利用にはSCNアカウントの作成(無料)が必要です)

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Airbnb本社とSAP Labsのオフィスを訪問してきた。

こんにちは、特派員のI.Mです。
先日ラスベガスで開催されたSAP TechEd 2017に参加してきましたが、
週の最終日は朝からカリフォルニアへ移動して、シェアリングエコノミーの旗頭Airbnb(エアービーアンドビー/エアビー)の本社オフィス(HQ)と、シリコンバレーの北端パロアルトにあるSAP Labsのオフィスに訪問してきました。
今回はそのレポートとなります。

Airbnb HQ

Airbnbの本社はサンフランシスコ市街南部にあります。
外観は普通のビルのようですが、入ってみるととても明るい吹き抜けのロビーに壁一面の緑、オープンスペースで仕事をするスタッフ、そして犬(!)がいました。

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SAP TechEd 2017 Las Vegasに行ってきた。

こんにちは、特派員のI.Mです。
先日(9/25~29)ラスベガスで開催されたSAPカンファレンスである、SAP TechEd(テックエド)2017 に参加してきましたので、レポートをしたいと思います。

SAP TechEd について

先日別の SAP イベント「SAPPHIRE NOW」について簡単にご紹介しました(SAP Leonardoの記事)。
「SAPPHIRE NOW」はユーザー向けのイベントですが、「TechEd」は「Technology & Education」の略で、技術者寄りのイベントとなります。
日程は5日間ですが、初日25日(月)は現地のユーザー会である ASUG (American SAP Users’ Group) によるプレカンファレンスや、出展パートナー企業 (Exhibitor) によるセッションが主となります。
本番は2日目からで、朝9時から SAP の CTO 且つ副社長 (vice-president) のビヨン・ゲルケ (Björn Goerke) の基調講演があり、その後は各日18時過ぎまで(最終日29日は午前まで)1300を超えるレクチャー、ハンズオン、ロードマップセッションなどが開催されます。
各セッションは、今年は以下の 5つのテーマに分類されます。

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ODataにさわってみよう

こんにちは、特派員のI.Mです。
前二回はおよそエンジニアらしからぬ、SAPの回し者のような記事でしたが、
今回はオープンな仕様のWebAPIプロトコルであるODataについての紹介記事を書いてみたいと思います。
(WebAPIの入門的な話にもなっていると思います)

ODataって何?

ODataは正式名称を”Open Data Protocol”と言って、RESTfulなWebAPI(Webサービス)プロトコルです。Microsoft主導で策定されたものですが、OASISとISOで標準化されています。
APIマネジメントとか、APIエコノミーといったキーワードが飛び交う昨今、今後重要になるものと考えています。

『RESTful』とは、簡単に言って以下の四つの原則を持つということです。
(詳細は別記事に譲ります)

  • Addressability → どのデータも一意なURI表現が可能
  • Stateless → セッションの状態管理(ECサイトのカート等)などに依存しない
  • Connectability → 情報と情報をリンクさせることができる
  • Uniform Interface → 情報の操作はHTTPメソッド(GET,POST,PUT,DELETE..)を利用

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風が吹けば桶屋が儲かる(SAP Leonardo)

こんにちは。技術研究所特派員のI.Mです。

またもSAPの話ですが、年次のユーザー向けイベント「2017 SAPPHIRE Now」が5月16日~18日にアメリカ合衆国フロリダ オーランドで開催されました。
私は参加していないのですが、弊社で参加した者がいたので色々と話を聞きました。

SAP Leonardo

「SAP Leonardo」というキーワードがあり、それまでは「SAPのIoTプラットフォーム(イノベーション)のポートフォリオ(ブランド)」という位置づけだったところ、IoTだけでなくBigData, BlockChain, MachineLearningなどの技術を含むツールセットで “Digital Innovation” を支援するものという立ち位置になるとのことでした。
すでに”SAP Leonardo”で検索すると”Digital Innovation System”のページが出てきます。
でも、これでは少し実体がわかりにくいですね。

このSAP Leonardoに含まれるサービスを少し紹介しましょう。
企業が提供しているサービスを利用する顧客の満足度を向上したり、利用継続をうながすための施策の提案をしてくれる「Customer Retention」、
顧客からの問い合わせや要望などをチケット化して内容を判断し、適切なエージェントに割り当てることができる「SAP Service Ticketing」、
スポーツの中継に映り込むスポンサー企業のロゴを画像認識により識別し、ほぼリアルタイムで計測し、今まで分かりにくかった投資対効果を見えるようにする「Brand Impact」などがあります。

「Brand Impact」の画像認識技術には、謎のAI半導体メーカーとして一躍有名になった(?)NVIDIAの技術が用いられています。
(NVIDIA側のプレス発表はこちら英語 …実際のイメージを見ることができます。)

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SAPのプラットフォームビジネス

はじめまして。技術研究所特派員の I.M です。

私が所属しているクレスコ・イー・ソリューション株式会社の事業の中核であるSAPという企業のプラットフォームビジネスについて思うところを書かせていただきます。

プラットフォームビジネスの起源

プラットフォームビジネスとは、「場」の提供と言えます。
皆さんに身近なプラットフォームビジネスと言えばアップルのiTunes StoreやApp Store、GoogleのGooglePlay、Amazon MarketPlace、最近ではUber、Airbnbなどが話題です。

割と新しいビジネスモデルのように思われがちですが、仕組みの起源を遡ると中世ヨーロッパの「シャンパーニュの大市(おおいち)/Les grandes Foires de Champagne」であるとすることができるそうです。
中世ヨーロッパは暗黒時代と呼ばれるほど危険が多かったのですが、 シャンパーニュ地方の領主(シャンパーニュ伯)は、市(いち)に出店する商人や客に対して盗賊などからの保護という安全、不適切な参加者の排除という安心を提供するだけでなく、借款(ローン)や公正証書、銀行といった仕組みを作り上げて人を呼び込み、特定の集団に特権を与えたりせず契約履行のための裁判所を設け、公平性を重視しました。
結果、市の参加者は増加し、リピーターも増え、市の規模は拡大しました。
シャンパーニュ伯はこのような取組みを継続・強化し、見返りとして市での取引1件ごとにわずかな対価を徴収し、莫大な富を築いたとのことです。

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