吉田将明

RPAの教育の在り方について

こんにちは。スマートテクノロジーオフィスの吉田です。
最近は、RPA導入支援、内製化支援、RPAやAI案件の開発マネージメント、RPAセミナー講師などを担当しています。

本日はRPAにおける教育の在り方について考えてみたいと思います。

一言で教育と言っても、例えば推進部門でRPA導入スケジュールや業務担当者との調整を担当する方や、情報システム部門でインフラを担当する方や、現場で自動化ロボットを作成する方、またそれらを全ておひとりで担当されている方などいろいろな方がいらっしゃると思います。

本記事では、自動化ロボットを作成する方(ロボット開発者)、特にプログラミング経験のない現場の業務担当者の方向けの教育を対象とします。

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RPAのシナリオ(ワークフロー)管理を考えてみる(2)

こんにちは。AI&ロボティクスセンターの吉田です。

本記事は、RPAのシナリオ(ワークフロー)管理を考えてみる(1)の後編になります。

前回記事では、システム開発現場で良く使われるバージョン管理システムと、RPAでバージョン管理をすることのメリットについてお話ししました。そして、以下の課題について提示しました。

  • RPAはコーディングしないのにソースコード管理できるのか
  • バージョン管理ツールは誰が利用するのか。どうやって教育するか。
  • フローチャートベースで、ソースコードが裏で自動生成されるが故に、レビューや、差分管理がしずらいのではないか。

実際のところどうなのか、こうした課題を差し置いても導入すべきなのかを考えてみたいと思います。

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プロセスマイニングツール「Celonis」についてまとめてみた

この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2018』 3日目の記事です。

こんにちは。AI&ロボティクスセンターの吉田です。
本日はプロセスマイニングについてお話ししたいと思います。

ProcessMining(プロセスマイニング)とRPA

最近はRPAによる業務効率化のコンサルティングや開発支援を行っておりますが、業務効率化を行うためには、まず業務を棚卸し、整理、可視化する必要があります。業務を整理、可視化するために、基本はマニュアルをご提供いただいたり、業務担当者に業務ヒアリングを実施して、業務プロセスを整理していくわけですが、マニュアルが最新ではなかったり、担当者が把握していない、忘れているイレギュラー対応などがあると、思ったほど効果が出ない、RPAロボットの動作が不安定だ。など、満足のいく結果が得られないことがあります。また、そもそもどういう業務が自動化できるのかわからない、自分の担当ではないなど、プロセスが複雑だったり多くの人が絡む場合には、業務棚卸しに挙がってこないこともあります。

こういった課題にアプローチする手法として、最近注目を集めているのがプロセスマイニング(Process Mining)です。プロセスマイニング市場で最大手のセロニス(Celonis)というベンダーが日本に進出する予定であり、RPAとの連携を含めて期待が高まってきています。

とはいうものの、プロセスマイニングで何ができるのか、どういった場合にどのように活用できるのかがイメージしにくいと感じていました。そこでCelonisを使ってなにができるのかを個人的に調査したものを本記事にてまとめておきたいと思います。

プロセスマイニングとは

「業務システムにおけるイベントログを入力データとして、業務プロセスを再構成、可視化し、分析可能とする手法やツール」と一般的に言われています。

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RPAのシナリオ(ワークフロー)管理を考えてみる(1)

こんにちは。AI&ロボティクスセンターの吉田です。

4月にスマートソリューションセンターというところからAI、コミュニケーションロボを取り扱っているAI&ロボティクスセンターにRPAを抱えて異動になりました。AIや、コミュニケーションロボとRPAを掛け合わせたビジネスも加速中です。RPAについての概要を知りたい方はこちらをご覧ください。

さて、本題のRPAのシナリオ(ワークフロー)管理について話したいと思います。

RPA導入を検討する際には、どうやってロボットを管理メンテナンスしていくか、検討する必要がありますが、本記事では、シナリオ(ワークフロー)の管理について、検討したいと思います。本記事では、シナリオ(ワークフロー)は、ソースコードと同義と定義します。ソースコードと記載がある場合は、シナリオ(ワークフロー)に置き換えてください。

早速本題に入る前に、非技術者の方に向けて、ソースコード管理、ひいてはバージョン管理システムについて説明しておきます。

バージョン管理システムとは

とあるファイルサーバを見ると、こんなファイル群があった記憶はないでしょうか。

  • 20131224_集計マクロ
  • 20131225_集計マクロ
  • 20140114_集計マクロ
  • 集計マクロ_最新
  • 旧_集計マクロ_最新

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RPA開発を進めるうえで気を付けるべきこと

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。

前回RPA記事では、RPAロボットの規模、開発生産性を算出する方法をご紹介しました。
本記事では、クレスコでRPA開発を進めていく中で直面したいくつかの課題と、その対応についてご紹介したいと思います。ここで課題として掲げる内容は、実はRPA導入を進めていく上で、考慮が必要で、ルール化すべき内容だったりします。プログラム開発でいうところの「コーディング規約」にあたり、当社では「RPAガイドライン」という名称で策定を進めております。

では、早速見ていきましょう。

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RPAロボットの規模、開発生産性を算出する方法

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。

RPAで業務を自動化したい場合、どのくらいの工数(期間)がかかるか、あらかじめ見積もりたいですよね。そのためには、作りたいロボットの規模を測ること、開発生産性を知ることが必要になってきます。

テンプレート型RPAにおいて、ロボットを構成する最小要素はActivity(Action)です。よって、Activity(Action)数を計測することで、ロボットの規模を図ることができると考えます。Activity(Action)はおおざっぱにいうと、自動化したい1操作に該当しますので、5つの操作を自動化したい場合、5Activity(Action)を作れば良いということになります。自動化したい業務を整理し、操作回数をカウントしていくと、ロボット規模が算出できます。
※より正確に算出するには、繰り返し処理の有無や、非構造化データを含むか、対象システムやデータ点数などで重みづけをする必要があります。

「○○Activity(Action)規模のロボットを作成するのに必要な工数」を算出するために、開発生産性を知りたいところです。単純に過去実績から開発生産性を算出するとして、まずはロボットを作ってみて開発生産性を算出する際、開発画面上で、目視で一つずつ部品数を足し上げていくのは非常に骨が折れます。

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UiPathForward Japan 2018 イベントレポート

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。

2018年1月26日に、UiPath社の年1回の大規模ユーザ向けカンファレンス「UiPath Forward Japan 2018」が開催されました。

本カンファレンスでは、UiPathのグローバル戦略や、日本戦略、国内外のユーザ事例、製品ロードマップなど、RPAを導入、運用するうえで非常に有益な情報が多くありました。

私も参加してきましたが、イベント参加者は1100名を超え、広い会場でも立ち見が出るほど、当日は大変盛況でした。今回はその中でオープンになっている情報をメインに、イベントレポートとしてお届けいたします。

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エンジニア目線で見るRPA(2)

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。

前回:エンジニア目線で見るRPA(1)として、RPAの特徴とマクロとの違いや、RPAによる自動化はClass 1 ~ Class 3に分かれていること、エンジニアにもまだまだ挑戦すべきフィールドがあることを紹介しました。
本記事では、エンジニア向けにもう少し掘り下げた内容を紹介していきます。
※本記事は、テンプレート型RPAを前提としています。開発型RPAは以下当てはまらないこともありますが、あらかじめご了承ください。

RPAを構成する技術要素とルーツ

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エンジニア目線で見るRPA(1)

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。
普段はアプリケーションエンジニアとして、Windowsクライアントアプリや、iOS,Androidのモバイルアプリ開発、WebAPI開発などを担当しています。

最近ではアーキテクチャ設計や技術支援、ハンズオン講師などを行うことも多く、お客様といろんなお話をさせていただく機会をいただきますが、多くの企業様において、RPA(Robotic Process Automation)というワードを聞く機会が増えてきました。

私が所属する先端技術事業部では、AIに関するご相談をお受けすることが多くあります。その中で、これはRPAでできるんじゃないか。というものや、AIにインプットする学習データをRPAで自動生成すればいいんじゃないか。といった話が実は多くあります。今まで人的リソースをかけて実施していたり、そもそも費用対効果で実施できなかった業務がRPAの登場により、実施可能性が出てきた。なんて話が増えてきました。

このように、ユーザ企業では非常にホットなワードになっている一方で、エンジニアにはあまり興味を持っていない人が多いのではないかと思っていたりします。

その理由には、RPAツールの多くはGUIベースでコードを記述することなくソフトウェアロボットを作成できるノンプログラミングツールが主流となっており、技術畑で育っているエンジニアだと、コードを書かないなんて面白くない、自由度が少ないと思っていたりしないでしょうか。

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Xamarin Profilerでメモリリーク解析

この記事は 『CRESCO Advent Calendar 2017』 19日目の記事です。

こんにちは。スマートソリューションセンターの吉田です。

クレスコでは、Microsoft買収による無償化が騒がれる前の2013年より、Xamarinに関する取り組みを開始しており、Xamarinを利用したモバイルアプリ開発に力を入れております。
本記事では、Xamarin製アプリケーションのメモリリーク解析を、Xamarin Profilerを使って実施する手順をご紹介します。

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