こんにちは、技研の「むらたん」です。
先日、客先で開発チームのメンバーとしてスクラムを実践している社員から「スクラムが上手く回っていない」という相談を受けました。
具体的には、以下の内容です。
① プランニングしたポイントがスプリント期間中に膨らみ、予定していた作業を達成できない。その結果、プロダクトオーナーに悪い印象を持たれてしまう。
② ポイントが膨らむ理由は「環境整備」や「調査」のように、プロダクトには直接関係なく、スプリントプランニングで計画しきれていないタスクを行う必要が出てくるためである。
③ そもそも、メンバーによってベロシティが異なるから、ポイント自体の扱い方がよくわからない。
現場を観察しておらず、立ち話で聞いた程度の情報なので外れているかもしれませんが、聞く限りでは以下の印象です。
- ポイントと工数が同じものとして扱われており、ポイントで見積もることの本質が理解できていない。
- プロダクトオーナー(PO)、スクラムマスター(SM)、開発チームというロールの役割と責務の認識が正しくない。
今回のエントリーでは、ここから推測される問題について触れたいと思います。
免責事項
以降、スクラムの用語を用いた説明になります。用語の説明はスクラムガイドあたりを参考にしてください。
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