はじめに

こんにちは。
RBTCの山口です。

この記事では2023年6月にリリースされたUiPath Studio Webの機能について紹介します。今回はStudio Webへアクセスした際の画面構成内にある5つの機能に焦点を当てて紹介します。
UiPath Studio Webについての概要を知りたい方の参考になればと思います。

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目次

1.UiPath Studio Webとは
2.Studio Webの機能紹介
 2-1.テンプレート
 2-2.プロジェクト
 2-3.オートメーション
 2-4.実行
 2-5.コネクション
3.最後に

1.UiPath Studio Webとは

UiPath製品のひとつで、Webブラウザ上での開発に特化した自動化開発ツールです。
アプリのインストールは不要で、UiPath Automation Cloudのアカウント作成のみで利用することができます。Studio XやStudioよりも簡単に開発を始められるので、はじめてRPA開発にチャレンジしたい方におすすめです。
詳しい情報についてはこちらをご参照ください。
Studio Web - 概要 (uipath.com)
 

また、Studio Webでは対応OSがクロスプラットフォームのみとなっています。そのため、Windows・Mac・Linux など様々なOSでロボットを実行できることが特徴です。StudioやStudio Xでプロジェクトを作成する際はデフォルトで「対応OS:Windows」が設定されるので、普段StudioやStudio Xを利用される方は対応OSの違いに注意して操作する必要があります。

2.Studio Webの機能紹介

Studio Webへアクセスすると以下のような画面が表示されます。この画面内に表示されている「テンプレート・プロジェクト・オートメーション・実行・コネクション」の5つの機能について紹介していきます。

2-1.テンプレート

このタブではワークフローのテンプレートが配置されています。目的にあったテンプレートを利用することで簡単にオートメーションを作成することができます。デフォルトとしてUiPathが作成したテンプレートがいくつか用意されています。

 例としては以下のようなテンプレートがあります。

このタブではワークフローのテンプレートが配置されています。目的にあったテンプレートを利用することで簡単にオートメーションを作成することができます。 デフォルトとしてUiPathが作成したテンプレートがいくつか用意されています。
例としては以下のようなテンプレートがあります。

記載したもの以外にも、Slack・Salesforce・Jira・Concurなどを利用したテンプレートがあります。

2-2.プロジェクト

このタブではプロジェクトの新規作成または既存のプロジェクトを選択し、ワークフローの編集・共有を行うことができます。

今回はプロジェクトの共有について説明します。Studio Webではプロジェクトを共有することで、複数人で共同開発を行うことができます。
※共同開発するプロジェクトは開発画面を編集中のメンバー以外は開発を行えない制限があるので開発する際は注意が必要です。 

共有方法は以下の通りです。

プロジェクトの共有方法:
①    共有するプロジェクト右側の「その他を表示」を選択し「共有」を選択します。
 

②    共有相手欄に対象者のメールアドレスを記載し、保存を選択します。

2-3.オートメーション

このタブでは自分が個人用ワークスペース フィードにパブリッシュしたオートメーション、または現在選択しているテナント内でアクセス権を持っているOrchestrator フォルダにパブリッシュされた共有オートメーションが表示されます。

Studio Webで作成したオートメーションでトリガーを手動実行に設定しているものは画面右側の実行ボタンから実行することが可能です。

※この画面ではStudioやStudio Xで作成したオートメーションも表示され、実行することが可能ですが、実行にあたってUnattendedライセンスが必要です。無償の範囲で利用する場合はStudio Webで作成したオートメーションを使用するのがおすすめです。

2-4.実行

このタブではオートメーションの実行履歴が表示されます。実行ごとに、オートメーション名、実行ステータス (成功・エラー・実行中・保留中・停止中)、および実行が最後に開始された日時を確認できます。入力値や出力値を設定しているオートメーションの場合、画面右側の「その他を表示」から「詳細を表示」を選択することで、値の確認をすることができます。

2-5.コネクション

接続されているコネクションを表示します。
 コネクションとはOutlookやG-mailなどサポートされているアプリケーションそれぞれに対応した接続情報です。コネクションを作成することで各アプリケーションに対して自分が使用したいアカウント情報を用いて操作を行うことができます。接続コネクションのアイコン・メールアドレス・作成日・接続状況が表示されます。

コネクション新規作成手順:
①Automaton Cloud左上の9点マークを選択します。
②Menuの中から Integration Serviceを選択します。

③    自身が利用するフォルダ内で利用するコネクタを選択し接続します。

④    接続が完了した際はStudio Webのコネクションタブにコネクタが作成されます。

3.最後に

今回はStudio Webの機能について紹介しました。この記事を通して「Studio Webでなにができるのか?」の概要部分でもみなさまに共有できれば幸いです。

今後はStudio Webでのワークフローの作成方法などを紹介できればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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