こんにちは!
NGC(名古屋開発センター)のハットリです。
 

今回は、クレスコが提供しているRPA eラーニングを受講したので、eラーニングの概要や、受講した感想をお届けします。
 

私は、2021年に約1年間UiPathロボットの保守業務を行い、知識向上のためにUiPath RPAアソシエイトとデベロッパー上級資格を取得しました。
しかし2022年からは車載の組込み開発業務に変わったため約1年はUiPathツールを触る機会がほぼ無くなってしまい、学び直しとして今回クレスコが提供しているRPA eラーニングを受講しました!
 

クレスコのRPA eラーニングの利用を検討されている方や、興味のある方は参考に見ていただければと思います!

目次

  1. クレスコのRPA eラーニングとは
  2. 受講したコンテンツ
  3. eラーニングの流れ
  4. 感想
  5. 最後に

1. クレスコのRPA eラーニングとは

「Automationで働き方を変える」をテーマに、RPAをはじめとしたAutomationの実践的な技術が学べるeラーニングサービスです。
クレスコのRPA eラーニング | Automation RE:Work Learning (cresco.co.jp)
 

過去のブログでも紹介しています。是非ご覧ください!
クレスコのRPA eラーニングとは?サービス開始の背景とおすすめポイント | Tech Blog | CRESCO Tech Blog

2. 受講したコンテンツ

UiPath Task Capture入門

UiPath Task Captureとは、業務マニュアルの作成を支援するツールです。
Task Captureを起動した状態で、普段実施している通りに業務を実施することで、スクリーンショットを含む業務フロー図を簡単に作成できます。
これまでExcelやWordなどで時間をかけて作成していたマニュアル作成の手間を削減することができます。
UiPath Task Captureに関するUiPath公式のページはこちらになります。



UiPath Studio入門

UiPath Studioとは、自動化ロボットを作成するためのツールです。
アクティビティ(Activities)と呼ばれるロボットの動作をドラッグ&ドロップで指定していくことが基本となります。かなりの数のアクティビティが用意されており、またアクティビティに対してプロパティと呼ばれる動作の補足を設定することで、Windows上で行うほとんどの操作をカバーすることが可能です。
UiPath Studioに関するUiPath公式のページはこちらになります。



UiPath StudioX入門

UiPath StudioXとは、UiPath Studioに比べ、必要となるプログラミング知識が少なく、直感的な操作で自動化できることをコンセプトに開発されたツールです。
特にExcelやOutlookなどOfficeアプリの自動化に優れており、日常的に行う繰り返し作業を簡単に自動化できます。
UiPath StudioX に関するUiPath公式のページはこちらになります。



UiPath StudioX基礎

UiPath StudioX入門受講後、もう少ししっかり学びたい方向けにStudioXを機能別により活用する知識を学んでいただくコンテンツです。
コンテンツは5つあり、以下が学習できます。(1コンテンツ想定学習時間40分)
 

  • プロジェクトノートブック 
  • Excel作業の自動化
  • Outlook作業の自動化
  • ファイル・フォルダ作業
  • その他作業の自動化(画面操作、データ抽出)



ここからは、プログラミングの基礎を学べるコンテンツです。
RPAに取り組む際にできれば習得しておきたいプログラミングの基礎を学んでみたい方、UiPath Studioを使った自動化を行いたいが変数や関数に馴染みがない方におすすめです!

Scratchで学ぶRPAのためのプログラミング入門

世界中の子どもたちに広く使われている「Scratch」(スクラッチ)というプログラミング学習サービスを用いて、順次処理、繰り返し処理、分岐処理といった基本構造の他、変数や関数といったプログラミングの基本概念を学びます。
Scratch」は簡単な入力とマウス操作で、ブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てるのが特徴で、RPAとよく似ており、基礎から体系的に学ぶことができます。(想定学習時間1時間)

Excel VBAで学ぶプログラミング実践

RPAとも相性が良いExcel VBAというプログラミング言語を用いて、順次処理、繰り返し処理、分岐処理といった基本構造の他、変数や関数といったプログラミングの基本概念を学びます。(想定学習時間1時間30分)

3.eラーニングの流れ

各コンテンツ全体の流れ
概要説明→演習→理解度確認テスト となります。

概要説明、演習では説明用の動画とPDF資料を見ながら進めていきます。

演習で使用するアイテムは、eラーニングサイトからダウンロードします。
一例として、UiPath Studio入門で使用したアイテムを以下に記載します。

    ①  経費申請デモアプリ(.exeファイル)
    ②  経費申請一覧(Excelファイル)

理解度確認テストは、概要説明、演習の内容から出題されます。
問題数は3~5つで、8割程正解すると合格となります!
 

受講時間
各コンテンツの想定学習時間(2章に記載)通り受講できました。ただし、各コンテンツで使用するツール(Studio、StudioX、Task Capture等)がインストールされていない場合、インストール時間がプラスで必要になります。
(ツールのインストール方法はeラーニング内に説明があります!)
 

動画
再生速度調整機能、字幕機能があります。1つの動画は約3分~5分程度で、内容ごとに細かく分かれています。

4.感想

  • ツールのインストール方法から説明があるので、UiPathを触ったことない方も受講できると感じた!
  • UiPathのツールを実際に触りながら学べるため理解しやすかった!
  • 動画ベースでの説明のため、ツールの具体的操作イメージが付きやすかった!
  • 動画は1つ3分~5分程度のため、隙間時間で受講しやすかった!
  • 各コンテンツに理解度確認テストがあるため、学習した内容をすぐに復習できた!
  • UiPath Task Captureを日本語バージョンで学ぶことができた!(UiPath Academyには英語バージョンしか用意がない)
  • 各コンテンツは基礎的な内容のため、普段UiPathツールを触っている方は内容に物足りなさを感じると思われるが、UiPathツールを全く触ったことのない方やしばらく触っていない方にとっては十分に役立つ内容になっていた!

5.最後に

今回、クレスコが提供しているRPA eラーニングの良かった点をご紹介しました。
初学者はもちろんですが、「過去UiPathツールを使用したが最近触っていない」という方にも学び直しとして利用いただけるものだと感じました。
 

なお、中の人に聞いたところ、StudioとStudioXの初心者向けのコンテンツを現在はメインで展開しているが、これから中級者向けのコンテンツや
新しいソリューション(UiPath AppsStudio Webなど)についても準備を進めており、今年中の展開を予定しているとのことです。追加が楽しみです!
 

以下のサイトより資料請求いただきますと、無料トライアルの申し込み情報が記載されていますので、気になった方はぜひお申込みいただければと思います!

クレスコのRPA eラーニング | Automation RE:Work Learning (cresco.co.jp)

ここまでご覧いただき、有難うございました!