※本記事は個人の見解に基づくものであり、所属組織を代表するものではありません

目次

1. はじめに
2. 初心者の開発におすすめ【UiPath】  
3. IT部門での開発におすすめ【Blue Prism】  
4. Microsoftのツールと連携させるのにおすすめ【Power Automate】  
5. さいごに

1.はじめに

こんにちは!PAP-2のくろせです。
この記事ではRPAツールのUiPath、Blue Prism、Power Automateについて比較しています。
どのRPAツールを導入するか迷っている方の参考になれば幸いです。

 

RPAツールを選ぶポイントは以下の2つです。

 ☑誰が開発、管理を行なうか
  現場?
  IT部門?
 ☑開発規模はどのくらいか
  小規模開発?
  大規模開発?

2.初心者の開発におすすめ【UiPath】

以下の該当する方におすすめ!
  開発・管理:現場
  開発規模:小規模~大規模

 
UiPath StudioXはドラッグ・アンド・ドロップの操作で、初心者でも簡単にRPAの開発ができるツールです。
 

プログラミング知識がなくとも開発が可能であり、個人単位での業務自動化が手軽にできます。

 

また、オンライントレーニング(UiPath Academy)での学習や、コミュニティ向けオンラインプラットフォーム(UiPath Forum)で初心者でも躓くことなく開発を進めることができます。
UiPathFriendsというユーザーコミュニティではイベントや勉強会を行っており、ユーザー同士の交流も盛んです!

 

UiPathは小規模開発向け開発ツールのUiPath StudioX、大規模開発向け開発ツールのUiPath Studio、ロボット管理ツールのOrchestratorなど様々なツールがあります。

 

UiPath StudioXは手動実行のみですが、UiPath RobotとOrchestratorを組み合わせることで、スケジュール実行も可能です。

UiPath StudioXで自動化の効果を感じたら、UiPath Studioで開発し、Orchestratorで管理する・・・など、段々と規模を大きくできるところもUiPathの魅力です。


(参考URL)
UiPath Academy
UiPath Forum

3.IT部門での開発におすすめ【Blue Prism】

以下の該当する方におすすめ!
 開発・管理:IT部門
 開発規模:大規模

 

Blue PrismはUiPathとは異なり、ロボットの開発、実行、管理が1つのツールにまとまっています。

Blue Prismの魅力はオブジェクトという部品を組み合わせることで開発ができることです。
Blue Prismにはプロセスとオブジェクトがあり、プロセスは全体のロジック、オブジェクト(部品)では実際の操作を表しています。

 

オブジェクトは各プロセスに流用することができるため、開発工数の削減はもちろん、改修の工数も削減できます!

 

例えば社内システムを操作するプロセスA、プロセスBがあったとします。

社内システムの画面が変更され、ログアウト時の操作が、「IDをクリック⇒ログアウトをクリック」から「ログアウトをクリック」になった場合、プロセスA、プロセスBそれぞれを修正する必要はありません。

 

「社内システムログアウト オブジェクト」のみの修正で、プロセスA、プロセスBの変更は完了です!

 

また、コード変更した場合はコメントを残す必要があり、日時と変更箇所が履歴に残ります。
いつ、どこを改修したのか一目でわかるので、大人数チームでの開発にも向いています。

4.Microsoftのツールと連携させるのにおすすめ【Power Automate】

以下の該当する方におすすめ!
  開発・管理:現場、IT部門
  開発規模:小規模

 

Power Automateではテンプレートが数多く用意されており、その中から自動化したい業務を選択し、作成することが可能です。

Power Automateは特にMicrosoft製品との相性が良いため、Outlookのメールをチャットに転送したい、Outlookのスケジュールを取得しOneNoteに出したい・・・など、Microsoft製品間の連携をしたい方にもおすすめです。

5.さいごに

それぞれのRPAツールの魅力が伝わりましたでしょうか。
RPAの導入は業務時間短縮、人的ミスの削減と様々なメリットがあります。
最適なRPAツールを選択し、業務の効率化を楽しみましょう!