はじめに

こんにちはクレスコのキタガキです。
アプリケーション開発エンジニアですが、最近はできるだけプログラミングせずにシステムを構築していくローコードやノーコードサービスの魅力にハマり学んでいます。今回はサーバーレスアプリケーションのリソースを視覚的に設計/構成可能なAWS Application Composerの使い道を考えてみました。
※23年9月末時点でApplication Composerはプレビュー版です

目次

  1. AWS Application Composer の概要
  2. 利用方法
  3. 使い道

1.AWS Application Composer の概要

AWS Application Composer は、視覚的なキャンバスで AWS のサービスをドラッグ、グループ化、接続することで、サーバーレスアーキテクチャをより簡単に設計できるようにする視覚的なビルダーです。

リソースをドラッグアンドドロップ、リソース同士を接続し、アーキテクチャ設定を行うと
AWSのベストプラクティスに沿ったSAMテンプレートが自動生成されます。
生成されたSAMテンプレートでデプロイを行うだけでインフラができあがります。
▼生成されるSAMテンプレート(サンプル)

SAMテンプレートを自動生成してくれるため、コーディングの手間を大幅に削減します。
開発者はアプリケーション作成により専念でき、素早くアプリケーションを作成できます。

2.利用方法

メニューから、Composerプロジェクトを新規作成します。
生成したSAMテンプレートを開くこともできますし、既存のCloudFormationテンプレートを取り込むこともできます。

ローカルIDE統合も可能です。
例えばVS Codeと統合することで、テンプレートやプロジェクトディレクトリが同期できるため、開発効率がさらに高まります。

テンプレートができたら、後はSAM  CLI利用してデプロイするだけです。

3.使い道

アプリケーションの実装に利用する訳ではなく、
あくまでもサーバーレスリソースの設計と構築を目的に利用するサービスとなります。
 

  • サーバレスのアーキテクチャ構成を検討
  • SAMテンプレート作成を高速化
  • プロトタイプの高速開発
  • サーバレス開発初心者の学習
     

ドラッグ&ドロップで簡単にスピーディに作れることはもちろん、視覚的に表現できることでサービス同士の繋がりとフローの流れが非常に分かりやすくなるため、今後のサーバレス開発にぜひ利用していくべきサービスかと思います。機能改善されてGAされる日が楽しみです。
ぜひ使ってみてください。