こんにちは。山口です。

今回は「UiPath Certified Professional 特化型 AI プロフェッショナル」資格の受験体験記をお届けします。
※本記事は2025年9月時点での情報を元に執筆しています。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
 

目次

1.UiPath Certified Professional 特化型 AI プロフェッショナルとは
2.学習方法
3.苦戦したポイント
4.最後に
 

1. UiPath Certified Professional 特化型 AI プロフェッショナルとは

この資格は、UiPath製品の中でも「Document Understanding」、「Communications Mining」、「AI Center」といったAIに特化した製品の知識と活用スキルを問われる試験です。

詳細情報
資格情報 UiPath Certified Professional 特化型 AI プロフェッショナル 
有効期間 3
前提条件

以下の中から少なくとも1つの有効なUiPath Certified Professional 認定資格を

取得していること

  • オートメーション デベロッパー アソシエイト
  • オートメーション デベロッパー プロフェッショナル
  • 特化型 AI アソシエイト
  • RPA アソシエイト (UiRPA)
  • RPA デベロッパー上級 (UiARD)
試験時間 180
合格スコア   70
受験料 42,000 円(税別)

 

上記の通り、受験には事前にUiPath Certified Professional認定資格を1つ以上取得している必要があります。また、試験時間が180分と他資格試験より長めに設定されていることが特徴です。

私が以前受験した「UiPath Certified Professional 特化型 AI アソシエイト」試験と比べ、各製品の詳細な設定情報や利用にあたったベストプラクティスなど、より詳細で深い知識を求められた印象でした。

詳しい情報はUiPath公式サイトよりご確認ください。


UiPath認定資格 - RPAデベロッパーのための認定資格プログラム | UiPath
 

2. 学習方法

私の場合、Document Understandingの利用経験はありましたが、Communications MiningやAI Centerは未経験の状態での受験でした。

 

学習のポイント

  • UiPath Academy内コースを受講

「オートメーション 開発者 - プロフェッショナル 特化型AI」コースを受講し、各製品の利用手順やベストプラクティスを体系的に学習しました。

 

オートメーション 開発者 - プロフェッショナル 特化型AI Course | UiPath Academy

 

 

  • UiPath Document Portalで本試験対象製品の詳細情報を確認

各製品の設定方法や関連用語、ルールを「UiPath Document Portal」で確認しながら学習しました。

 

UiPath ドキュメント ポータル

 

  • UiPath公式模試を受験

UiPath公式模試では自分の理解度を把握するための参考程度に利用しました。
また模試で間違えたところをAcademyやDocument Portalで調べ理解を深めるようにしました。
下記URLを開き、対象試験の「模擬テスト」項目をクリックすることで受験可能です。

 

UiPath認定資格 - RPAデベロッパーのための認定資格プログラム | UiPath

 

3. 苦戦したポイント

実際に受験して感じた、難しかった点を4つ挙げます。


1.試験での製品バーションと最新バージョンとの差異
私が受験した際はバージョン2023.10の情報が出題されました。しかしUiPath製品は頻繁にアップデートされるため、例えば「Communications Mining」は現在「IXP」という製品群の一部となっています。Document Portalで調べる際は、製品名や検索方法に注意が必要です。
 ※IXP:Intelligent Xtraction and Processing(IXP)とも呼ばれるマルチモーダルなデータ抽出機能を指します。詳細は以下をご確認ください。
 

https://docs.uipath.com/ja/ixp/automation-cloud/latest/overview/introduction

 

2.利用経験がない製品の特徴や用語の区別
Communications MiningとAI CenterはどちらもAIを利用した製品のため、試験問題でどちらを問うものか判別が難しい場面がありました。各製品の設定項目や特徴、用語がどの製品に関連するか意識しながら学習を進めました。
 

3.ベストプラクティスの理解
試験では製品仕様だけでなく、実際の利用時に有効なベストプラクティスも問われる印象でした。AcademyやDocument Portalに記載のベストプラクティスも合わせて確認することが重要です。
 

4.知識の細かさと全体の流れ両方の理解
試験には、製品ごとの細かな項目を問われる問題もあれば、使い方の手順や作業の流れをしっかり理解しているかどうかが問われる問題もありました。そのため、「個々の知識」と「全体の流れ」の両方を理解することも必要でした。
 

4. 最後に

私は3回目の受験で、正答率77%を獲得して合格することができました。今回の受験にあたり、6月に開催された「UiPath Agentic Automation Summit」内のUiPath認定資格チャレンジコーナーを活用し、一部無償で資格受験ができました。
また、試験提供ベンダーのPearsonでは、過去に不定期で再受験無償キャンペーンを実施しています。UiPath認定資格の受験を考えている方は、こうしたキャンペーンを活用するとお得に受験できる場合があります。

本資格試験に向けて勉強することで、UiPathのAI製品についてさらに理解を深めることができたと感じています。
既に業務で利用している方、またはこれから利用していきたいと考えている方にもおすすめの資格です。
このブログがこれからUiPath Certified Professional 特化型 AI プロフェッショナルを受験に挑戦する方の参考になれば幸いです。