こんにちは。つい最近まで IoT 向けのクラウドアプリ開発を担当していた いとけん です。
以前このブログで、プロセス改善ツール「PFD」知ってますか? という記事を書きました。その記事では「プロジェクトの課題管理」に着目して、プロセスを改善した事例を紹介しました。
今回は「運用プロセスの可視化」に PFD (Process Flow Diagram) を使った結果、予想以上に短時間で各チーム間の共通認識ができ、その後の開発・検証効率が良くなった事例を紹介したいと思います。
業務プロセス (⊃運用プロセス) の表記法には FlowChart や BPMN、Actibity 図など様々なものが有りますが、今回のプロジェクトではデータの種類の多さがトラブルの素になっていたため PFD を使ってまとめました。
PFD は DFD から着想を得て作られた記法で、成果物(やデータ)に着目しているためゴールの姿を描きやすいのが特徴です。多種のデータを取り扱っていても、ダイアグラムの特性上(※1)、取り違えが起きにくいのも利点の一つです。
(※1) 同一のデータは1つのオブジェクトで表され、複製する場合もID番号を振るため一意に特定できる。
PFD の表記法については、前述したブログや書籍「プロセスを自在に設計する─PFDを使いこなそう─」も出しましたのでご覧いただければと思います。
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