SAPのプラットフォームビジネス

はじめまして。技術研究所特派員の I.M です。

私が所属しているクレスコ・イー・ソリューション株式会社の事業の中核であるSAPという企業のプラットフォームビジネスについて思うところを書かせていただきます。

プラットフォームビジネスの起源

プラットフォームビジネスとは、「場」の提供と言えます。
皆さんに身近なプラットフォームビジネスと言えばアップルのiTunes StoreやApp Store、GoogleのGooglePlay、Amazon MarketPlace、最近ではUber、Airbnbなどが話題です。

割と新しいビジネスモデルのように思われがちですが、仕組みの起源を遡ると中世ヨーロッパの「シャンパーニュの大市(おおいち)/Les grandes Foires de Champagne」であるとすることができるそうです。
中世ヨーロッパは暗黒時代と呼ばれるほど危険が多かったのですが、 シャンパーニュ地方の領主(シャンパーニュ伯)は、市(いち)に出店する商人や客に対して盗賊などからの保護という安全、不適切な参加者の排除という安心を提供するだけでなく、借款(ローン)や公正証書、銀行といった仕組みを作り上げて人を呼び込み、特定の集団に特権を与えたりせず契約履行のための裁判所を設け、公平性を重視しました。
結果、市の参加者は増加し、リピーターも増え、市の規模は拡大しました。
シャンパーニュ伯はこのような取組みを継続・強化し、見返りとして市での取引1件ごとにわずかな対価を徴収し、莫大な富を築いたとのことです。

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テストエンジニア様

こんにちは、技研の「310」です。

私の中でHOT(今更感はありますが)なワード「テストエンジニア」について書きます。
ここ数年でその存在感を強めつつあるテストエンジニア。(年収が高いとの噂もありますね)
テストエンジニアが必要とされる理由、そしてテストエンジニアに求められるスキルをご紹介します。

テスターとの違い

日本で「テスター」と言うと「テストオペレータ」の意味を持つことが多いです。
テストオペレータは、出来上がったテストケースを実際に行い、記録し、報告を行う人です。
それに対して「テストエンジニア」といえばその上位職にあたり、主にテスト計画・設計・評価・分析などを行う人です。他のエンジニアには開発に集中してもらい、「テスト・品質」に関するプロセスを肩代わりするというわけです。もちろん、テストを実際に行うテストエンジニアもいますが、厳密には意味が変わってくるようです。
ちなみに、海外ではテストオペレータを「エンジニア」ではなく「テクニシャン」と呼び、優秀なテストオペレータには高額な報酬を支払っているようです。
日本とは扱われ方もどこか違っていますね。

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LPWA通信ってどんなもの(前編)

はじめまして技術研究所特派員のA.Mです。
10年来ネットワーク畑でやってきた技術者ですので、今回もネットワークテクノロジーについてお話させていただきたいと思います。

この数年来、モノのインターネットIoTが世間から注目を集めています。
概念自体はずいぶん古くからあったものですが、ビッグデータによるデータ集積、AIによるデータ分析といった手法が確立されたことで、一気に注目が集まり、特に製造業では積極的に事業投入されていることはご存知の方も多いと思います。

IoTの活用は全世界的に加速していく方向で、総務省の調査によると2020年には日本だけで約15億個のIoTデバイスがインターネットに接続する見込みとのことです。
しかし、ネットワークエンジニアから見た場合、IoTが発展していくには大きな壁があると考えていました。
工場や店舗といった屋内のデバイスであれば、現在のネットワーク環境でインターネットに接続可能ですが、屋外にあるデバイスをインターネットに接続しようとすると、電源の確保や通信費の面で一気にハードルが跳ね上がります。

電源面についてですが、皆さんが自宅や会社で使っている無線アクセスポイントを屋外に設置すると考えるとその難しさがお解りいただけると思います。

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情報処理安全確保支援士ってなあに

こんにちは。技研の「110」です。

みなさん、先週末はいかがお過ごしでしたか?

新年度が始まり、平日は慣れない環境に疲労困憊し、休日はぐったり……なんて方も多いでしょう。しかし、IT業界の皆さんはそういう訳にもいかなかった人も多かったのではないでしょうか。

先週末は平成29年度春期情報処理技術者試験の試験実施日でした。受験した方はなかなか落ち着かない週末だったかと思います。

 

私は昨年度の秋期に応用情報技術者試験を受けました。(記事はこちら前編後編)

そのため、今回の試験は見送ったのですが、年に1つくらいは資格を取るのもいいなと思い、最近また資格の情報を調べ始めました。

やはり、高度資格は情報セキュリティスペシャリストが登竜門といいますし、他の高度資格と違って年2回チャレンジもできるからセキュリティかなと思っていたのですが、なんと”情報処理安全確保支援士”という名前になっていました。

今回は、”情報処理安全確保支援士”について書きたいと思います。

(IPAの公式情報はこちら

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Kaggleに初めて投稿してみた

初めまして。データアナリティクスチームのハガーです。
データ分析のコンペティションサイトであるKaggleに初めて投稿してみましたので、その感想などを書きたいと思います。

Kaggleとは

Kaggleとは予測モデルのコンペティションを行う場を提供している運営会社となります。
Kaggle Top : https://www.kaggle.com

Kaggleでのコンペティションの流れは以下のようになっています。
①予測モデルが必要な企業等が問題とデータを投稿
②分析者が競い合い、より精度の高い「予測」モデルを作成し投稿
③精度が高い予測モデルについては、企業等に予測モデル提供する代わりに、賞金などを得る

賞金などはコンペティションの種類にもよりますが、$1,000,000のものもありました!
まずはチュートリアルで用意されている「Titanic: Machine Learning from Disaster」に投稿してみます。

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2016年度 技術研究所オープンハウスを開催しました

 

技術研究所のけんたろう&(あ) です。
先週、3/27(月) の夕方~夜に、外部のお客様もお招きし2016年度の技術研究所の研究成果の発表などを行うオープンハウスを、本社27Fのフューチャーセンターで開催しました。昨年10月にも上期分の研究発表会を社内向けに行いましたが、今回は一年を通しての分ということでパワーアップしています。

年度末の忙しい時期にも係わらず社外のお客様 32名、グループ会社の方々 32名を含む計 166名のみなさまにご来場頂きました。以下、内容をかんたんにご紹介します。

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PM学会で発表してきた話~後編~

こんにちは。技研の「110」です。

先週、担々麺さんから紹介があったPM学会で発表してきた話~前編~の後編ということで今回は私が発表してきた2本目の論文について紹介します。

成果物レビュー結果を用いたプロジェクト問題検出手法の提案と評価

クレスコ 技術研究所 伊藤まゆみ、村田新司、青山裕介、高野政幸
     品質コンピテンシー管理室 丸山久

 

 

弊社は独立系SIerのため、幅広い分野のシステム開発を請け負っており、常に多数のプロジェクトが稼働しています。各プロジェクトが高い品質を達成するために品質コンピテンシー管理室(以下、品管部門)を設置し、プロジェクト管理を行っています。

品管部門の仕事の1つにプロジェクト状況報告のチェックがありますが、この方法でプロジェクト状況を確認する場合には「認知バイアス」により正しく状況が報告されないリスクがあります。

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PM学会で発表してきた話~前編~

はじめまして。PSの担々麺です。

3月9日、10日にPM学会が主催する春季研究発表大会が開催されました。
プロジェクトマネジメントに関する論文の発表の場ということで、半期に1回開催されています。毎回80本近い論文が発表されており、弊社からも2本の論文を発表しました。

今回はそのうちの1本についてご紹介したいと思います。

ヒューマンエラー排除に向けたヒヤリ ハット横展開ディスカッションの事例 ~メタ認知的アプローチによる一考察 ~

クレスコ プラットフォームソリューション事業部 藤田智、山内貴弘

もともとあるお客様の維持保守プロジェクトで、ヒューマンエラーが起因するトラブルを発生させてしまったことから、どうしたらヒューマンエラーをできるだけ排除することができるか。そのための活動をしてきました。

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PI に時間を

技術研究所の(あ)です。
一昨日は 3/14。そう、円周率(PI)の日です。小学生のときに 3.14 とかおよそ 3 とか習うこの値、小数点以下が繰り返しもなく果てしなく続く、ということは誰でも知っているかと思います。その数字の並びは、規則性もなくランダムです。つまり、0 から 9 のどの数字も、どういう数字の並びも、(長い目で見ると) 均等に出てくる、ということです。

ほんとうに? どんな感じ?
といったあたりを実際に見てみましょう。

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技研インターン体験日記

初めまして!
今、現場配属型インターンシップに参加しています、O-Bといいます。
ここでは私がインターンシップで思ったこと、わかったことについて書いていこうと思います。

1日目・・・

いよいよ、現場配属型インターンが始まる日になりました。
いつもは(家を出る)10分前におきて、(学校の授業開始)1分前に着けばいいと考えている私ですが、当日は緊張しすぎで、(家を出る)2時間前におきて、(集合時間の)1時間前に会社に着いてしまいました。
1日目の内容を簡単にまとめると、インターン中のルールや社会人としてのマナーの研修、配属部署の発表という感じです。ルール、マナーの話をしてもという感じですので、1日目については行った内容だけにしておこうと思います。

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