2019年4月9日、名古屋市立大学とクレスコ技術研究所による、OCTと機械学習を活用した網脈絡膜疾患の自動分類の研究論文が学術雑誌に掲載されました。
論文タイトル | Automated Detection of Macular Diseases by Optical Coherence Tomography and Artificial Intelligence Machine Learning of Optical Coherence Tomography Images |
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著者 | 桑山創一郎(※1)・綾塚祐二(※2)・雅樂隆基(※2)・臼井英晶(※1)・加藤亜紀(※1)・高瀬範明(※1)・小椋祐一郎(※1)・安川力(※1)
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所属:(※1)名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学 (※2)株式会社クレスコ 技術研究所
掲載学術誌 Journal of Ophthalmology(Hindawi)
論文概要 OCT は眼科医に不可欠な検査機器であるが所見の読影には専門的知識が要求される。我々は、機械学習を用いて、網脈絡膜疾患のOCT 画像からの自動検出を試みた。1100枚の OCT 画像を、平行移動や微小な回転などの、OCT の画像の特性を考慮した処理により59400枚に増幅させ畳み込みニューラルネットワークで学習させたところ、正常眼の正答率85%、検出率97%で、誤答例は軽微な所見のみのものであった。健診や一般眼科医の診断サポート目的として臨床応用が可能な水準で正常と異常を識別する精度が得られたと考えられる。
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