2023年3月13日
株式会社クレスコ 広報部
当社と、九州・東京・京都に展開するＪＲ九州ホテルズ様は、2023年2月、「数理最適化手法（※）を用いたホテル部屋割り最適化」の実証実験を行い、部屋割り最適化ツールのプロトタイプを開発いたしました。
※数理最適化手法：膨大な数の選択肢の中から利益を最大化する組み合わせを見つけ出す手法
ホテルの部屋割り作業は、繁忙期であれば1日あたり数時間を要する作業で、従業員の負担が課題となっています。この課題に対してＪＲ九州ホテルズ様は、「従業員の業務負担や人員削減のためのサービスや社内ツールの検討」「デジタル技術活用による機会損失の低減」に取り組まれていました。
そこで当社は2022年7月、九州旅客鉄道株式会社（ＪＲ九州）様が主催するビジネスコンテスト「Q」uest for the bestを通じて、ＪＲ九州ホテルズ様に当社のこれまでの知見をもとにした「数理最適化手法による部屋割り業務の自動化・高度化」をご提案し、実証実験を行う運びとなりました。2022年12月までに実施した実証実験を基に、2023年2月、部屋割り最適化ツールのプロトタイプを開発いたしました。
今後、本ツールの実用化、ＪＲ九州ホテルズ様への全社展開を目標に、本格導入に向けた開発を進めてまいります。最終的には、部屋割り業務にかかる時間をＪＲ九州ホテルズ様傘下ホテルの総計で年間1,200時間（現状の業務時間の30％）削減することを目指しています。
近年、ホテルの部屋割り業務やシフト管理など複雑な組み合わせを要する業務に、数理最適化を活用する企業が増えてきました。当社は今後も、培ってきた知識や技術を用いてお客様のDXを推進し、社会の発展に貢献してまいります。
株式会社クレスコ 営業統括部
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