RPAツールUiPath メソドロジー2.0 レビュー

こんにちは!

やまさきあです。
ビジネスプラットフォームテクノロジーセンター に所属しています。

約半年ぶりのエンジニアブログです!!
ドキドキしながら書いています。

最近、夏に向かって毎日気温が上昇していってますが、
みなさん、元気に過ごされていますか?

私は、春ごろは毎日、散歩に勤しんでいたのですが、
日中は日差しが強くて外に出ると身の危険を感じるので(笑)、
外出の頻度が減りました(^^;)

暑すぎると、行動範囲が狭くなりますよね。
このような中、私の行動とは逆に、
UiPathさんはメソドロジーの対応する範囲を広げられたようです。

ということで今回は、

2021年5月に新たに公開された、
UiPathメソドロジー2.0」についてレビューをしていこうと思います(^o^)/

1.UiPathメソドロジーとは?

まずは、メソドロジーを知っている方も知らない方も、
メソドロジーとは何か、理解していただけると幸いです。

UiPathメソドロジーとは、

戦略立案から保守運用まで、
また、プロフェッショナル開発からユーザー開発まで
全フェーズ・開発スタイルのタスクやドキュメントをカバーした
UiPath導入の標準フレームだそうです。

これを使うことで、業務自動化に対して

  • どのような役割分担をすべきか
  • どのようなタスクをどのような順序で実施すればよいか
  • どのようなアウトプットを出していけばいいか

などがわかるので、

UiPath導入でやるべきことが網羅的に把握でき、
テンプレートやサンプルがあるため、イメージが湧きやすくなり、
成果物が楽に作成できます。

また、メソドロジーで定められたルールに沿って開発を行うので、
保守運用が楽になります。

ここまでで早くもUiPathメソドロジーが気になってきたけどまだダウンロードしてない…!という方は
こちらから無料でダウンロードできます!

 

2.どこが変わったのか(概要)

早速ですが、メソドロジーがどのように新しくなったのか見ていきます!

「UiPathメソドロジーver2.0.0更新内容.docx」に更新内容一覧が記載されていますので、
そちらも合わせて見ていただければと思います。

更新内容は、おおまかには以下です。

  • RPAジャーニーの変更
  • 新製品の追加
  • 新バージョンへの対応
  • 新ライセンス体系への対応

上記4項目について、内容を詳しく見ていきましょう!

 

3.RPAジャーニーの変更

これまでのRPAジャーニーは、以下4ステージから構成されていました。

  1. PoC(Proof of Concept)ステージ
  2. パイロットステージ
  3. 強化ステージ
  4. 制度化ステージ

こちらが、以下3つのステージに変更されました。

  1. クイックスタート(部分展開)
  2. スケールアップ(全社展開)
  3. トランスフォーメーション(変革)

パイロットステージがなくなって、各ステージの名称が変わり、
制度化ステージにビジネスのトランスフォーメーションが足されたようです。

また、RPAを導入するにあたり一番重要である課題解決の部分を包括するために、
導入初期から部分展開までの内容が特に強化されました。

課題対策→効果定義→業務選定→自動化実現→効果測定→課題解決

といったUiPath導入サイクルを実現するために、

「なぜPRAを導入するべきか」「どれだけ効果が得られたのか」という経営的視点から、
RPA導入のサイクルをエンドツーエンドでカバーする方法論を提供しているとのことです。
(参考:https://www.uipath.com/ja/blog/corporate/uipath-methodology2.0

このような「戦略的RPA活用」強化を行うことで、
RPAの価値、導入論、ぶつかる壁、解決策等を元に、
競争力のある企業への変革を目指しています。

 

4.新製品の追加

UiPathメソドロジーは、これまで、コア製品である以下4製品に対応していました。

  • UiPath Studio
  • UiPath StudioX
  • UiPath Robots
  • UiPath Orchestrator

UiPath メソドロジー2.0では上記に加え、以下4製品にも対応しています。

  • UiPath Task Capture
  • UiPath Automation Hub
  • UiPath Insights
  • UiPath Test Suite

しかし、追加された4製品を使用しなくても自動化実現が可能なようで、
UiPathメソドロジー2.0では、タスク定義とタスクフローを邪魔しないレベルで、
新製品との連携を記載してあります。
そのため、状況に合わせて、ベストなものを柔軟に選択することができます。

Automation Hubを例に挙げた具体的な変更の例としては以下です。

 

自動化対象業務選定の考え方資料の追加

業務候補選定と効果見積について、Automation Hubが使えるようになっています。

自動化する対象の業務を選ぶ際に具体的にどうしたらよいのか
業務選定の全体像から、評価する際の項目、評価のルール等が細かく説明されており、
Automation Hubを用いた効果見積もりに利用できる資料となっています。
(Automation Hubを説明した記事はこちら!)

私が初めてAutomation Hubを使用した際には、やはり戸惑いがありました。

記載されている項目に数値等を入力していくと、
自動化に向いている業務かどうかの結果が自動的に算出されるのですが、
なぜそのような結果になったのか、そもそもの考え方があまりわかりませんでした。

そのため、このような資料があると理解が進みやすく、
また、上司やチームのメンバーに自動化対象業務の優先度を説明する際にも非常に役立つといった、
Automation Hubの活用がより促進される資料になっていると感じました。

ROI概算シミュレーションシートの追加

ROI(Return on investment)とは、費用対効果のことで、
投資した費用から、どれくらいの利益・効果が得られたのかを表す指標です。

このROIをより簡単に計算できる資料が、メソドロジー2.0では追加されました。

必要な項目に応じて値を埋めていくと、
Excelの関数を用いて削減額、RPA投資額、削減時間等が自動的に算出され、
ROIを自動的に算出できる仕組みとなっています。

私も、「UiPathを導入するとどれくらいの効果が得られるの?」という
質問をいただいた経験があるので、そういった際にこのシートを用いると、
導入する環境に合わせて具体的な数値をお答えすることができるため、
非常に有用なものであると感じました。

 

5.新バージョンへの対応

既存製品のバージョンアップに伴い、説明が最新化されました。

修正内容の例としては、UiPath Robot の持っていた機能が
UiPath Assistant として新たに生まれ変わったので、そちらの書き換えがなされた等があります。

また、開発者としては、変数名のルールについての記載変更が気になりました。
変数名の確認にワークフローアナライザーの使用が推奨されているところが変更点です。

 

ここで、ワークフローアナライザーの説明をしておくと、

ワークフローアナライザーとは、
変数名や引数名、アクティビティの表示名に使用する名前付けルールや
ワークフローの数、project.json が存在するか等といった、プロジェクト構造のルールを
非常に簡単に確認できるものです。(詳しくはこちら

ワークフローアナライザー自体は、v2019でも利用できるようですが、
メソドロジー1.0の内容には組み込まれていませんでした。

そちらを使用すると便利である旨が一言記載されていることによって、
容易にルール順守の確認ができるため、より少ない労力で品質の向上ができると感じ、
記載の変更をしていただいて助かるな~と感じました。

 

6.新ライセンス体系への対応

UiPath製品のライセンス体系は、2020年6月に変更されました。
(ライセンスについての詳細はこちら

管理を実施する際に必要な管理台帳やインフラ要件定義書の
対象製品についての項目が最新化されている等の変更がありました(以下)。

メソドロジー1.0(更新前)

Studio – Named User
Studio – Node Locked
Studio – Concurrent User
Attended ロボット – Named User
Attended ロボット – Node Locked
Attended ロボット – Concurrent User
Unattended ロボット – Node Locked
Unattended ロボット – Concurrent Runtime
Orchestrator – Server

メソドロジー2.0(更新後)

RPA Developer – Named User(Studio)
RPA Developer – Named User(Studio)
Attended User – Named User
Unattended ロボット – Concurrent Runtime
Orchestrator – Server

資料追加、大幅な修正がなされたわけではないですが、
こういった細かなところまでしっかり修正されており、
UiPathのメソドロジーはとても信頼できるものであると思いました!

 

7.さいごに

私の所属しているRPAチームでは、
新人の参画、RPA未経験社員が新しく参画といったような
メンバーの増員や入れ替わりが多々あります。

また、Automation Hubの利用も開始しました。

そういったときに、成果物の品質維持や製品の使用手順説明のため
資料が必要になってくるのですが、
会社独自で一から作成するのは難しいと感じていました。

ただでさえ業務で忙しいためなかなか時間を割けないことや、
何を作成するかの洗い出しから実施しなくてはならないためです。

そこで、今回紹介したUiPathメソドロジー2.0があれば、
準備や説明に手間を取られることなく、
RPA業務を進めていけるので便利だと感じました。

現在、社内RPAチームでは、RPA業務のルールを見直そうといった取り組みがなされているので、
早速その会議で紹介してみようと思います。

 

みなさんも、UiPathメソドロジー2.0を使って
RPA業務をぜひHappyに進めていきましょう(^-^)

以上、やまさきあのお送りする
RPAツールUiPath メソドロジー2.0 レビュー」でした!

また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。

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