なぜ、”動画”というツールが学習に活用できるのか?!

この記事は『CRESCO Advent Calendar 2021』 16日目の記事です。

どうも、こんにちわ!
クレスコでは「動画制作のCET」をやっております、マスターさにおと申します。
(CETの詳細はこちら)

今回は”動画”を「学習ツール」としてぜひ活用してもらいたいと思いました。
何かを学習したいと思ってる人、仕事に使える学習教材を作ろう(作りたい)という人も、ぜひ「動画学習のメリット/デメリット」を把握して頂き、動画というツールを学習に活用して頂けたら嬉しいと思います。

■”動画”で学習?

皆さんは「動画を見るって…それ遊びでしょ?」とかイメージしたりしませんか?
「学習をする」と言ったとき、まず思いつくのは「本を読む」とか「誰か(先生)に教わる」という手法ではないかと思います。
なぜ、「テレビを見る」は勉強にならなそうで、「本を読む」ほうが勉強になりそうなのでしょうか?

はじめに、”本”というメディア、”テレビ(映像)”というメディアの違いをおさらいしてみましょう。
本は基本的に「文字情報」で構成されています。たまに挿絵や図表が入っている場合がありますので「画像情報」も含まれていますね。
では映像には何が含まれているかというと、文字や画像に加えて「音声情報」が含まれています。さらに加えると、連続した画像を使った「アニメーション」と、さらに五感を通して視聴者に共感を訴える「感覚情報」を含める事ができると言えます。
これらデータごとの特性を以下の表でまとめてみますね。

メディアの種類 文字 画像 音声 映像
含まれる情報 言語 イメージ 言語+感情 イメージ+言語+感情
単位時間あたりに得られるデータ量 特大
特性 言葉の意味は送り手と受け手の間でほぼ共通なので、伝えたい意図を正しく受け手に伝える事ができる。 送り手が伝えたい情報を多く含める事ができる。送り手の意図をある程度、正しく受け手に伝える事ができる。 言語的な意味を持つ音と、言語ではないが感情を表現する情報を伝える事ができる。言語情報は受け手により解釈されるため、意図が正しく伝わらない可能性がある。 イメージ、言語、感情などを動きを付けて伝える事ができるため、多くの情報を正しく伝える事ができる。
情報量が多すぎるため、受け手が全ての情報を受け取れない可能性がある。

動画を1つの「データ」として見たとき、本に比べて圧倒的なデータ量を持つということを、ご理解いただけたでしょうか?
「本を読む時間」と「テレビを見る時間」を同じ時間と仮定した考えたときに、得られるデータ量は圧倒的にテレビの方が多いわけです。
ではなぜ「テレビを見る」事が勉強法としてあまり活用されていないのでしょうか。
それはおそらくですが情報量(ノイズ)が多すぎて、本来得たい情報と”それ以外”の情報をアタマの中で分類する事に体力・精神力的なコストが掛かってしまう事が理由にあると思います。またテレビというメディアには制作に「多くのおカネ」が掛かっているという事情もあり、送り手側の金銭的コストと、受け手の疲労的コストを考えると、本というメディアの方が安価で、接触しやすいメディアになるだろうと思います。

ですが最近ではYoutubeといった動画サイトは身近になり、利用者と発信者がとても接触しやすくなりました。実際「教育系ユーチューバー」なる言葉もあるくらい、Youtubeでは教育コンテンツが増えています。もしかすると、既にそういった動画を見ているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
「じゃあ今後はもうYoutubeで学習すればいいじゃん」と思われた方、ちょっと待ってください。

「本」という学習ツール、「動画」という学習ツール、さらに言えば「セミナー」など人から直接教わる学習ツールにはそれぞれ利点があります。目的によって使い分け、それぞれを活用するのが良いと思います。
次はそこを掘り下げていってみましょう。

■”動画”という学習コンテンツの利点

今回は”動画”という学習コンテンツの良さを強調したいと思いますが、比較対象として「本」と「セミナー」を挙げて、それぞれのコンテンツのメリット(+デメリット)を、以下の表にまとめていこうと思います。

コンテンツの種類 セミナー 配信動画
得られる情報 知識(データ) 知識、感覚(知恵)、場の空気(緊張感) 知識、感覚
データの正確性 正確(事前に精査) ライブのため正確性に欠ける場合がある 正確(事前に精査)
双方向性 なし あり なし(サイトにより可能)
金銭コスト
データへの再アクセス 容易 至難 可能
利点の要約 言語化できる情報に容易にアクセスでき、それらの情報の正確性も高いため、既知の情報の再確認や正確性の補完に使える。 言語化が難しい”知恵”のようなもの、感覚的なものを得る事が可能。その場で有識者に質問ができるため、新しい知識・スキルの獲得が容易。 セミナーに近い情報量を安価に得る事ができる。一部のサイトでは送り手とコミュニケーションが可能。本とは異なり、情報の検索は難しい。

それぞれのコンテンツのメリットと、デメリットが見えてきたでしょうか。
私個人的にはセミナーで有識者の先生から直接、教えを得ることが一番より良い学びなると考えています。それは本に記す事ができない、言語化できない「感性」と呼ぶべき知見を学び取れる可能性があるからです。
例えばプロサッカー選手の書いた「サッカーの本」を読んだら、サッカーがうまくなると思われますか?
おそらく本を読んでサッカーが上手くなる人は少ないでしょう。「身体の動かし方」が文章にまとまっていても、それを再現するには感覚的なアドバイスが必要であり、その感覚的なアドバイスは言語より「人」から指導してもらった方が早く身に付くと思いませんか?
もしかしたらそういった感覚的なモノを本に記している人がいるかもしれませんが、感覚を身に着けていない人がそれを読み取るのは難しいと思います。

「感覚的なモノは人から学ぶ方が良い」としたうえで、動画による学習はそれを安価に、そして手軽に得る事ができるツールだと思いませんか? ただし有識者とコミュニケーションがとれないため、「思い込み」を学習してしまう可能性がある事がデメリットではないかと思います。
そのデメリットを考慮しても、動画コンテンツは無料or安価な事が多いので、とても「コスパが良い」と思います。

動画のメリットとデメリットを理解したうえで、他の教育コンテンツを複合的に活用していくと学習効果を高くできると思います。実際、某・有名学習塾では「有名講師の動画」を見ている生徒が不明点を質問すると、”補助講師”が質問に回答をするシステムになっています。有名講師を長時間拘束したら、すごい金銭的コストが掛かってしまいますもんね。
動画学習のデメリット部分を補なういう点で、素晴らしいシステムだと思います。

■”動画”学習サイトのご紹介

「セミナーに参加するほどおカネはかけたくないけど、そこそこに勉強したい」という方には、「動画で知識の全体像を学んだあと、本を読んでその正確性を補完する」という学習法をおススメします。
例えばYoutubeには「難しい本(ビジネス書など)を解説する動画チャネル」があったりします。そういう動画を見てから実際に本を読むと、きっと動画を見ずに本を読んだ場合と、動画を見た後で本を読んだ場合で、理解力とその労力に違いがある事を実感できると思います。具体的な名前を挙げるのは控えますが、きっと検索すればすぐに見つけられると思いますので、ぜひ検索してみてください。
Youtubeとは別の有料サイトになりますが、プロ講師が作成したセミナー動画+教育コンテンツを活用できるサイトがあります。有名な所(私が使っている所)をご紹介しますので、皆さんもぜひご参考にしてください。

サイト名 Youtube Udemy(※) グロービス学び放題
価格 無料 有料 有料
コンテンツ 種類も量も膨大に数が存在する。ただし配信者によりコンテンツの品質は異なる。 ITやビジネスなど広範囲のコンテンツあり。配信者は選別されているため、品質も安定している。 ビジネススキル関連のコンテンツに特化。専門家が講師をしており、コンテンツ品質が高い。
動画以外の教育コンテンツ ほぼなし(配信者による) 補助資料あり テスト受講や受講者同士の交流会あり
URL https://www.youtube.com https://www.udemy.com https://hodai.globis.co.jp

(※)ちなみにクレスコはUdemyを法人で契約しており、社員はUdemyを自由に使える環境になっています。

「本を買ったけど、読まずに積ん読(つんどく)」という人、結構いるんじゃないかと思います。
「本を読む事にこだわると、なかなか学習が進まない」ということってありませんでしょうか?
そういう方はぜひ”動画学習”を選択肢に入れてみてください。最初の一歩を踏み出しやすくなると思いますよ。
私自身このエンジニアブログように「人に伝えたいこと」を文章や、動画で作っていきたいと思っています。もしかしたらこのエンジニアブログで「ブログを動画で配信」なんてことをするときが来るかもしれませんね!

それでは、また。
どこかでお会いしましょう!

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