こんにちは、ロボティックテクノロジーセンターの横田です。
今回はプロセスマイニングのツール紹介をしたいと思います。
※例えば、請求書発行業務における「請求書を受け取る」という工程、これをプロセスマイニングではアクティビティと呼びます
上記の通り、各工程にかかる処理時間を可視化することで、どの処理で時間が掛かっているのかを経験からの予測ではなくデータに基づいて可視化することが出来ます。
「プロセス」のメニューも使用することで、良く処理が行われていてかつ処理時間が長いアクティビティを把握することが可能になります。
そうすることで、より改善効果が大きい改善点を発見することが出来ます。
実際の画面で見てみると、参照モデルで指定したプロセスに存在する工程と同じ箇所は青色で表示され、異なる箇所は黄色(処理数が多い箇所はオレンジ色)で表示されます。
分析をする際は、参照モデルに理想的なプロセスを登録します。そうすることで、理想的なプロセスに存在しないアクティビティは黄色で表示されます。
例えば「請求書発行業務」において「必要書類の不備の連絡」など黄色で表示される工程が理想的なプロセスの途中で行われている場合は、その工程があることで処理時間が長くなります。
そのため、該当のアクティビティは改善すべき工程として判断することが出来ます!
今回は、UiPath Process Miningについて紹介しました。
業務プロセスについて、経験からの予測から改善点の発見ではなく改善箇所を視覚的に把握することが出来ることがプロセスマイニングの利点だと思います。
RPAを導入して自動化をする際などにプロセスマイニングを合わせて活用することで、RPAで自動化すべき箇所の発見をすることも出来ると思います。
UiPath Process Miningの機能については前回と今回の記事で紹介した以外にもまだまだ機能があるため、また機会がある際に紹介できたらと思います。