2025年1月6日
株式会社クレスコ IR・ブランディング室
代表取締役 社長執行役員 冨永 宏による、社員に対する年頭挨拶の要旨を下記の通りお知らせいたします。
年頭の挨拶 |
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
年末年始には、お客様のシステム更改を担当された社員の方々がいると思います。みなさんは社会インフラを支える仕事をし、その成果が社会に大きく寄与しています。誇りとやりがいを感じているのではないでしょうか?少し落ち着いた時期になりましたら、リフレッシュの時間を取るようにして下さい。
昨年はお正月早々、石川県能登を震源とした大地震、そして羽田空港では大きな事故もあり、明るい新年の幕開けではありませんでした。9月に能登は再び水害にも見舞われました。この新年の日本では、昨年に比べ比較的平穏な年明けだったのではないでしょうか?昨年被災されたみなさま、そしてご家族の方々は、まだまだ復興は道半ばの状況であり、改めてお見舞い申し上げます。クレスコグループとして、復興に向けた寄付という形で引き続き応援を続けていきます。
2024年は、クレスコグループで社員数がはじめて3000名を超えました。その一人ひとりのみなさんがお客様の期待にお応えし、感謝の言葉をいただいくことが増えました。これも社員のみなさんが、日々実直にお客様とIT技術に向き合い、レベルアップしてきた成果です。私自身、大変うれしく思い、誇らしく感じています。
一方、世界中では数多くの社会情勢の変化が起きています。パンデミックの影響、地球温暖化、地政学的な緊張など、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与える出来事が続いています。世界中で起こる紛争や国対国の緊張関係は長期化しており、リスクの高まる地域が多くなっています。アメリカ大統領にはトランプ氏が返り咲き、アメリカ・ファーストになることも予想されています。日本国内では、年末にホンダと日産の経営統合といった大きなニュースが流れてきました。これらの社会の動きは、確実に私たちの生活やビジネス環境に大きな影響をもたらしていきます。都度都度、アンテナを張り、時代に対応する準備をしていきましょう。
また、IT技術の分野では、クラウドサービスをはじめとする各種ソリューション群が台頭し、「作る」世界から「使う」世界への変化が加速しています。生成AIをお客様が自由に使える環境も整い、私たちにはITのプロフェッショナルとして、「生成AIを使うアイデア」を求められるようになりました。特に、長くクレスコと共に歩んでくれたお客様からの期待値は高く、クレスコからの提案で、”わくわくする未来”を共に創ることを、強く望んでくれています。
2024年度から、3年計画である中期経営計画2026をスタートしました。この中では、7つの戦略を掲げ「顧客と共に持続的に成長し、社会を前進させる」というメッセージを出しています。また、「戦略パートナー」というメッセージで、お客様のビジネス環境や製品開発指針を理解し、ITの力でお客様の業績向上に貢献したいという強い想いを込めています。
お客様のビジネスが成長していくために、何が必要なのか、何を困っているのか、そして私たちが提供してきたシステムや製品はお客様を”わくわくする未来”に導いているのか、お客様と同じ目線で、深く関心を持ちながら、対話を重ねて行きましょう。私たち自身が”わくわくする気持ち”を持ちながら未来に進むことで、社会への貢献とお客様の成長を共に創り上げていきましょう。
2025年・巳年です。蛇は、脱皮し、成長を繰り返すことから、繁栄の象徴とも言われています。私たちも時代の変革に合わせ成長を遂げ、お客様に「クレスコさん、一皮むけたね」と言っていただける1年にしていきましょう。みなさんと御家族にとって、健康で笑顔の多い1年になることを祈念し、私の年頭の挨拶に代えさせていただきます。 |