2018年1月4日
株式会社クレスコ 広報IR推進室
代表取締役 社長執行役員 根元浩幸 による、社員に対する年頭挨拶の要旨を下記の通りお知らせいたします。
年頭の挨拶 |
---|
社員のみなさん、あけましておめでとうございます。 年末年始どう過ごされましたか? リフレッシュできましたか? 業務で出社していた方は、プロジェクトが落ち着いたところで休暇をとってください。 1. 内外情勢と当社の業況 昨年は、アメリカのトランプ政権に代表されるように、自国中心のxxファーストという言葉が流行り、各国間でこれまでと異なる不協和音が広がった一年でした。ものごとに優先順位をつけることは普通のことですが、自前の利益が第一だと声高に叫ぶのには、違和感を禁じえません。 日本国内の経済状況は、堅調な業績をあげた企業が多く、総じて順調な一年だったと云えます。一方で、日本全体で労働力不足が一層深刻になり、IT業界も技術者が不足しています。また、エネルギー、流通・小売、金融、自動車などさまざまな産業で激動の時代に突入し、複雑に変化しています。この激動の時代には、必ずといっていいほど、我々が提供しているITの需要があり、我々ITサプライヤー企業にとっては、多くのビジネスチャンスがある時代と言えます。 このような状況の中、クレスコでは、堅調な業績とステークホルダーの期待から、企業価値である株式時価総額は500億円を越え、昨年8月にはJPX日経中小型株指標の構成銘柄に選定され、数ある上場会社の中で優良会社として認定されました。また、いくつかのお客様からはメインITパートナーとして、これまで以上の期待が寄せられています。昨年年初にお話したとおり、『階段を上った』を実感すると同時に身の引き締まる思いです。また昨年は、航空会社、カード会社、人材会社、車載機器メーカーなどで数年に渡るビックプロジェクトのサービスインが多くあり、仕事面でも感慨深い一年でした。これも社員のみなさんの不断の努力の結果であり、改めて感謝申し上げます。 2. 今年の姿勢 このような堅調な状況で、今年は『驕らず、謙虚に』という姿勢で仕事に向き合ってください。 ことわざに『勝って兜の緒を締めよ』とあります。クレスコに適用すると『堅調なビジネス状況に油断せず、次に備えて対処せよ』となります。現状の堅調な日本経済と労働力不足、それに加えて働き方改革という時勢から、企業のITへの投資は今年も継続するでしょう。 このような見通しの中での我々の対処は、品質向上、生産性向上です。品質と言っても、システム構築の品質だけでなく、営業・提案の品質、計画・見積もりの品質、お客様とのコミュニケーションの品質など多々あります。一言というとビジネス品質です。この点においては、クレスコは、まだまだ未熟です。 また、技術者不足に対処していくために、生産性向上が必須です。具体的には、開発ツールや共通ドキュメントといった知財の開発や展開、スペシャリストのスキルを複数プロジェクトでシェアするプロジェクト運営、オフショア活用による開発対応力アップなどを、更に推し進めていく必要があります。 『驕らず、謙虚に』という姿勢は、お客様との関係においても大切です。 我々のお客様は、決して安くない費用をかけてIT関連の投資をされています。中には、お客様の社運を賭けるようなビックプロジェクトが多数あり、クレスコチームに託されています。このことを真摯にとらえ、役員・社員ひとり一人が当事者意識を持って仕事に取り組んでください。決して言われたことをやるという受身の姿勢ではなく、『お客様と同じ船に乗り、一緒にゴールを目指す』という心構えで、能動的に仕事を進めてください。 3. さいごに みなさんへの提案です。 良い仕事をするために、良い生活習慣を持ってください。 スポーツでルーティーンが大切といわれるように、人間としてリズムの基本である睡眠・食事・運動に加えて、趣味や読書など、仕事以外の時間で良い生活習慣を持ってください。健康管理の基本です。 みなさんにとって、2018年が素晴らしい一年であることを祈念し、挨拶を終わります。 |
以上