2017年1月5日
株式会社クレスコ 広報IR推進室
代表取締役社長 執行役員 根元浩幸 による、社員に対する年頭挨拶の要旨を下記の通りお知らせいたします。
年頭の挨拶 |
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社員のみなさん、あけましておめでとうございます。 どのような年末年始を過ごされたでしょうか? 1. 内外情勢と当社の業況 昨年を振り返ると、海外では中東地域での内戦の長期化、それに伴う難民の急増、欧州で頻発するテロ、イギリスのEU離脱、そして想定外の結果となったアメリカ大統領選挙と、グローバル化の反動と思われる事象が多く発生した印象があります。日本もこの様な世界の動きに大きく影響を受け、政治・外交のかじ取りが難しい時代になっているように感じます。 このような中、昨年は、私たちIT業界にとって比較的良い一年であったと言えるでしょう。お客様において、自身の事業成長のための「攻めのIT投資」が普通になってきたこと。また、メーカーの商品開発において、ハードウェアよりもソフトウェアへ投資が急激に増大していることによります。 第3のプラットフォームと言われるクラウド、モビリティ、ビックデータ、ソーシャル技術が、一般化して、ビジネスでも多く使われるようになりました。人工知能(AI)やIoTが世の中で使われ始めており、連日のように新聞記事になるくらい、社会から大きな期待がもたれてます。 2. ポジションの変化 新年にあたり、「階段を上がる」という話をします。 私は、最近、クレスコの外部からの見られ方が一段上がったと感じています。また、私自身お客様との会話を通して、今まで以上にお客様からの期待の大きさを感じています。プロジェクトの体制が100名以上のお客様、クレスコがメインITパートナーというお客様も増えてきています。加えて、技術研究所や先端技術事業部による人工知能(AI)やIoT などの新技術への挑戦は、新しいお客様の開拓に繋がるとともに、既存のお客様の新たなニーズの掘り起こしにも結びついてきています。結果、当社の株価は2000円台に定着してきました。 ただ、こうして階段を一段上がったことにより、私たちは、見える景色が変わっていること、社外からの見られ方が変わってきていていることを認識し、考え、行動する必要があります。 3. 意識してほしいこと このような状況で今年、みなさんに意識してほしいことは「ビジネス力」の強化です。「ビジネス力」の強化のための手段は沢山ありますが、これまでに話してきた3つの事について改めてお話します。 (1) コミュニケーション お客様・BP・同僚など、仕事の関係者とのコミュニケーションです。人の話をよく聞き、伝えるべきことを相手が理解できるように伝え、確認する、といった基本的なことです。昨年は、この基本的なコミュニケーションができていなかったために、仕事の課題を乗り越えることができず、問題が大きくなった事例が散見されました。みなさん、意識して多くのコミュニケーションをとってください。 (2) 正しい状況把握と将来予測 大規模で流動的な仕事ほど、現在の状況把握と将来予測が重要になります。これができれば、仕事の計画が狂うリスクを小さくすることができます。これは、日々みなさんが対応しているPDCAサイクルのCheckのことです。もし、仕事の中で状況把握ができないと感じたら、上司・先輩に相談するようにしてください。 (3) お客様への提案と助言 お客様からの期待感が高まるにつれ、もっと提案や助言をしてほしいという声が多くなってきています。提案は管理職や営業職の方だけが行うものではありません。お客様は、プロジェクトの進め方、管理手法やシステムの仕様・設計など、クレスコチームによる積極的な提案や助言を期待しています。言われたことをやるという考えでなく、「こうした方がよい、これで行きましょう。」と、お客様をリードする能動的な仕事の進め方をとってください。また、Big Pictureを提案できれば、更にすばらしいことです。 これら3つの事をどれだけ実行できるかが、更なる階段を上がる鍵であり、その先に『CRESCO Ambition 2020』があります。みなさん一人ひとりが、「ビジネス力」を高め、クレスコが会社として更なる階段を上がれるよう、今年も頑張っていきましょう。 4. さいごに 今年の4月に30期という節目を迎えます。昨年アナウンスしたとおり、2018年2月と5月に30周年記念の社員旅行を実施します。また、「スターSEを作る」、「ITBSキャリアの明確化」という課題解決のために、4月に人事制度を一部改変し、スペシャリスト定義を導入し対応していきます。 集中力を発揮して良い仕事をするためには、心身共に健康であることが大事な条件です。寒い時期、体調を崩しがちですが、健康に気をつけて今年もスタートさせましょう。 以上、2017年、私からの新年の挨拶といたします。 |
以上