2026年7月16日
株式会社クレスコ IR・ブランディング室
当社は、かねて産学連携活動で強固な協力関係を築いてきた名古屋大学 大学院情報学研究科 付属組込みシステム研究センター(以下、NCES)に、2026年度に5千万円の寄付を実施するとともに、以降複数年の寄付実施計画を決定いたしました。
■背景
2024年から、NCESとの連携を通じて、SDV(※)分野における先端技術の研究、人材育成および業界標準化活動に取り組んでまいりました。今回の寄付は、それらの活動をさらに拡大・強化することを目的としたものです。
※SDV(Software Defined Vehicle):車と外部との双方向通信機能を使って車を制御するソフトウェアが搭載された自動車。ソフトウェアを通して、販売後も機能を拡張したり、性能を高めたりできる。
■これまでの共同研究成果について
当社とNCESの共同研究の取り組みの一つに「実機モデルカー(以下、実機)の仮想化」がございます。これまで、車載ソフトウェア開発においては、ソフトウェアの評価・検証が実機に依存しており、開発初期段階ではソフトウェアが実際に動くか実機で検証出来ず、それにより手戻りの工程が実機確保後に集中する、等の弊害が生じておりました。これは、実機の台数が限定的であり、手配に要する時間が長くなっていたことに因ります。
そこで、当社とNCESは、開発・検証の高速化実現に向けて、実機のソフトウェアそのものを用いて、実機が無くとも、複数ECU(※)の統合動作を再現するシミュレーション環境を構築いたしました。本シミュレーションは、NCESが提供する社会人の組み込み技術者向け教育「enPiT-Pro Emb」の科目「モデルカーを用いたAUTOSAR開発入門」中の教材として採用されております。
※ECU: Electronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)の略称で、車両のあらゆるシステムを制御する装置の総称。
■今後の活動方針
2026年度は、Open SDV Initiativeにおける活動に加え、NCESが主催するコンソーシアム型共同研究への参加準備を進めるなど、SDV分野の発展に向けた取り組みをさらに推進してまいります。
株式会社クレスコ IR・ブランディング室
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