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トップメッセージ 株主・投資家のみなさまへ [28期 期末]


 

株主のみなさまには日頃から格別のご支援をいただきまして、お礼申し上げます。

さて、当社企業グループの第28期(2015年4月1日~2016年3月31日)決算がまとまりましたので、ご報告いたします。当期決算の詳細につきましては、「2016年3月期 決算短信( 413KB)」をご覧下さい。

■ 当期の基本方針

"強み"を強化し、お客様へ貢献

「信頼と成長」を確かなものに

 クレスコグループは2011年4月から5ヶ年計画で、次なるステージへの挑戦と成長をテーマとした「次世代クレスコ」を経営の中核に据えて、事業を展開してきました。

次世代クレスコ

 1. 中堅IT企業トップリーグ入り
 2. 現事業での卓越性
 3. オリジナル製品およびサービスの開拓
 4. ユニークな子会社群による複合IT企業
 5. 営業拠点の広域化
 6. 海外進出
 7. 技術研究所設立
 8. 女性が活躍できる職場
 9. 人材育成のモデル企業
10. クレスコブランドの浸透
 当期は最終年度として、「次世代クレスコ」達成に向けた重点施策を具現化し、企業価値の向上を図り、お客様や株主・投資家様を含めたステークホルダーのみなさまのご期待にしっかりとお応えできるように、信頼の獲得と社員・組織の成長を目指しました。

■ 当期の経営環境

 当期の後半で景況感が悪化しましたが、通年では、企業収益は国内需要の回復やインバウンド需要の増加に支えられ、堅調に推移しました。IT投資の領域では、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル技術)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、人工知能(AI)、セキュリティ(標的型攻撃の防御やマイナンバー対策)への関心が高まっています。特に、クラウドとモビリティは、パブリッククラウドやモバイル端末の普及を背景に、検討する企業が増えています。
 クレスコグループでは、大企業、中堅企業を中心とする事業成長(事業領域の拡大、業務プロセス改革、ビジネスモデルの変革など)を目的とした「戦略的なIT投資」を背景に受注が拡大し、前期に引続き、増収増益となりました。

■ 当期の取組み

 当期は、「人材の確保および育成」「開発および営業体制の増強」「品質管理の徹底」「第3のプラットフォーム関連ビジネスの拡充」「新技術への取組み」の5つを重点施策とし、プロジェクト規模の拡大や引合いの増加および市場の変化に的確に対応すべく、人材の確保・育成等による開発体制の強化、品質管理、グループ間連携に注力し、先端技術の研究、新規事業の創出、各種サービス・ソリューションの拡販などに努めました。
 先端技術の中でも特にIoTと人工知能に注目し、「技術研究所」では他企業や大学との共同研究を進め、「先端技術事業部」ではサービス・ソリューションの開発に取組みました。Beacon(ビーコン)でIoTを実現するプラットフォーム「BeaconBridge(ビーコンブリッジ)」を進化させ、Beacon以外の近距離無線機器やスマートフォンなどにも対応する「KEYAKI(ケヤキ)」を開発しました。また、ソフトバンク様の「IBM Watson(アイビーエム ワトソン)エコシステムプログラム」の初期パートナーであることを活かして、ソフトバンク様が販売するロボット「Pepper(ペッパー)」に対応するアプリケーション開発に取組みました。

■ 「次世代クレスコ」による変化

 5ヶ年計画で「次世代クレスコ」に取組んだ結果、様々な変化がありました。主な変化をみなさまにご紹介いたします。
 「中堅IT企業トップリーグ入り」は、「会社四季報」をもとに中堅IT企業20社をベンチマークし、中堅IT企業内で上位に入ることを目指しました。M&Aでクレスコグループ自体を大きくするほか、「ビジネスアプリケーション開発」「IT基盤システム構築」「組込み開発」の各事業で、品質の強化、営業力の強化、分散開発の推進に取組み、売上や利益率の向上に努めました。当時は中堅IT企業20社中、売上高が18位、売上高経常利益率が13位と下位でしたが、現在は売上高が10位、売上高経常利益率が3位にまでなりました。また、ROEやDOEも伸びました。

次世代クレスコによる変化1

 「オリジナル製品およびサービスの開拓」「技術研究所設立」は、先端技術の取組み、他企業や大学との共同研究によって、当社オリジナルのサービス開発を目指しました。結果、新しいサービスがいくつも生まれたほか、アマゾン様のクラウドサービス「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」のパートナーに認定され、ソフトバンク様の「IBM Watsonエコシステムプログラム」の初期パートナーに選定されました。

次世代クレスコによる変化2

 「女性が活躍できる職場」は、女性が積極的に管理職を目指せる仕組み作りや、結婚・出産後も継続して働ける職場環境作りに取組みました。当社はIT企業ですから、一般職/総合職という区分はありませんし、男女の区別もありません。意欲と適性があれば誰にでも管理職への道は開かれています。当時は女性部長がいませんでしたが、積極的な登用を行い、現在は5人います。子育て中の女性部長もいます。また、育児休暇は女性だけではなく、男性も取得しています。

次世代クレスコによる変化3

 「人材育成のモデル企業」は、社内研修のコースを充実させ、公的資格の取得を促進しました。社員の役割と等級によって、全社員に何らかの資格取得を促しました。特に、プロジェクト責任者であるプロジェクトマネージャー(PM)には、アメリカの「Project ManagementInstitute(PMI)」が主催しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格「PMP」の取得を義務付けました。当時は25人しか資格保持者はいませんでしたが、現在ではPM全員が資格を持っています。PMPを取得することで、PMは共通の言語と尺度を持ち、マネジメント力が向上しました。

次世代クレスコによる変化4

■ 新5ヶ年ビジョン

CRESCO Ambition 2020

~『 クレスコグループ』はデジタル変革をリードします。 ~

 ここ数年で、クラウドやモバイル端末を活用したシステムへの移行、ITシステム基盤の統合や再構築、ビッグデータの分析と活用、ソーシャル・テクノロジーのビジネス活用など、第3のプラットフォームに関連する領域が著しく成長しました。今後、IoT、スマートロボット、人工知能などの次世代トレンドと相まって、さらに急激に変化していきます。それは、市場の多様なニーズを満たすためにすべての企業が直面し、体験する「劇的な変化」です。あらゆる企業・団体・産業が、デジタル技術を活用したビジネスモデルの革新を模索する「デジタル変革」のステージを迎えることになります。
 クレスコグループは2016年4月から5ヶ年の新ビジョン「CRESCO Ambition 2020」をスタートしました。「『クレスコグループ』はデジタル変革をリードします。」をスローガンに、劇的な変化の時代で、さらなる成長を目指します。

■ 来期の方針と施策

 来期は「CRESCO Ambition 2020」の初年度として、「たゆまぬ『信頼と成長』」を基本方針としています。「意思決定の加速およびコア事業の相互連動を実現する大規模な組織再編」「システムインテグレーション事業のデジタル化」「知的財産の蓄積、管理および活用の推進」「クラウドビジネス拡大へ向けた事業再編」「機能安全(高信頼性技術)ビジネスのマーケット拡充」「マーケットイン型ビジネスへの投資」「多様なスペシャリストを育成する人事制度、育成制度の改革」「事業、自社サービスのプロモーション強化、広報/IR活動の充実」「コーポレートガバナンス体制の強化およびコンプライアンスの推進」の各施策を具現化し、企業価値の向上を図ります。

■ 来期の見通し

 企業業績の改善や良好な雇用情勢、政府の景気対策等が下支えとなり、緩やかながら拡大傾向になり、情報サービス産業全体の動向は、企業の業績回復を背景としたIT投資の増加に加え、デジタル技術を活用したビジネスモデルの革新を模索する「デジタル変革」の潮流に乗り、先進的な技術分野の需要がますます拡大すると予測しています。
 クレスコグループは、システムインテグレーションを含むソフトウェア開発を事業の柱とし、各種サービス・ソリューションやITコンサルティングをご提供しています。ITサービスのコモディティ化と低価格化が進む中、第3のプラットフォームに関する領域と、IoT、スマートロボット、人工知能などの次世代トレンドと相まっておきる急激な変化をしっかりと取込み、高度化、多様化するお客様のニーズにスピーディに対応していきます。グループ各社が長年培ってきた営業力と経験を活かし、お客様の環境変化をいち早く捉えてビジネスチャンスを支援する、新規性と利便性を備えたサービスを開発し、他社との協業ビジネスも含めた事業を展開します。

 株主のみなさまには、引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。


2016年5月
代表取締役会長 岩﨑 俊雄
代表取締役社長 根元 浩幸

 

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