株主・投資家のみなさまへ [24期 中間]

株主のみなさまには、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、当社企業グループ2012年3月期の第2四半期決算がまとまりましたので、ご報告申し上げます。当第2四半期決算の詳細につきましては、「2012年3月期 第2四半期 決算短信」をご覧下さい。

当第2四半期連結累計期間(2011年4月1日~9月30日)の経営環境は、当初は東日本大震災の影響で、設備投資や消費に対する閉塞感が拭えないまま推移いたしましたが、後半は復興需要が顕在化し、円高や原材料高、金融市場の低迷といった懸念事項はあるものの、改善基調でございました。設備投資計画においても、当初の想定に比べて震災の影響は少なく、国内のIT需要は、慎重ながらも積極的な姿勢に変化してきたと実感しております。また、震災以降のITに対するマーケットニーズは、多くのコストと時間を要する大規模システム開発から、インターネットやスマートフォン・タブレットPCなどを利活用したシステム開発へと潮流が大きく変化しております。

 

当社企業グループといたしましては、このようなニーズの変化をしっかりと受け止めたサービスメニューの新たな開発と、お客様にとって価値の高いサービスのご提供を目指してまいります。

 

今年度は、次世代クレスコの創生に向けた重要な1年と位置づけ、「顧客創造」を基本方針に掲げて、グループ連携による営業活動の強化と新たなサービスメニューの開発に取り組んでおります。主要施策は以下のとおりです。

 

  1. 営業部門の拡充
  2. グループ本部の設置
  3. 擬似カンパニー制の強化
  4. 政策予算の確保
  5. モバイルへの取組み

昨今、お客様の期待やニーズは、従来型のシステム開発から、クラウドサービスやスマートデバイスを利活用したソリューション分野へと大きく変化しております。当社企業グループといたしましてはこの変化を追い風とすべく、企業のメインITソリューションパートナーとして、お客様満足度No.1を目指し、みなさまからのご信頼とご期待にお応えしてまいりますので、なお一層のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2011年11月

代表取締役会長兼社長

岩﨑 俊雄