株主・投資家のみなさまへ [28期 第3四半期]

株主のみなさまには、平素より格別のご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、当社企業グループの第28期 第3四半期(2015年4月1日~12月31日)決算がまとまりましたので、ご報告申し上げます。当期決算の詳細につきましては、「2016年3月期 第3四半期 決算短信」をご覧下さい。

当第3四半期の経営環境は、中国経済に係る動向の影響等がみられるものの、緩やかな回復基調が続き、企業収益は、国内需要の回復やインバウンド需要の増加に支えられ、総じて好調に推移いたしました。

 

このような経営環境の中、当第3四半期の業績は、近距離無線通信関連事業が案件の小型化や案件受注の遅れにより計画を下回りましたが、当社企業グループ全体では、大企業、中堅企業を中心とする事業成長(事業領域の拡大、業務プロセス改革、ビジネスモデルの変革など)を目的とした「戦略的なIT投資」を背景に受注が拡大し、前年度に引続き、増収増益となりました。

 

IT投資の領域では、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル技術)、IoT(ロボティクス含む)、セキュリティ(標的型攻撃の防御やマイナンバー対策)への関心が高まっております。特に、クラウドとモビリティに関する領域は、パブリッククラウドやモバイル端末(スマートフォンやタブレットPCなど)の普及を背景に、検討する企業が増えており、幅広い事業領域を有する当社企業グループにとって、優位性を発揮できる機会と捉えております。

 

当社企業グループといたしましては、プロジェクト規模の拡大や引合いの増加および市場の変化に的確に対応すべく、開発体制の強化(人材の確保、育成等)、品質管理、グループ間連携に注力するともに、先端技術の研究、新規事業の創出、各種サービス・ソリューションの拡販等に努めてまいりました。

 

今後も、企業のメインITソリューションパートナーとして、お客様満足度No.1を目指し、みなさまからのご信頼とご期待にお応えしてまいります。なお一層のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

2016年2月
代表取締役社長 根元 浩幸