株主・投資家のみなさまへ [24期 第3四半期]

株主のみなさまには、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、当社企業グループ2012年3月期の第3四半期決算がまとまりましたので、ご報告申し上げます。当第3四半期決算の詳細につきましては、「2012年3月期 第3四半期 決算短信」をご覧下さい。

当第3四半期連結累計期間(平成23年4月1日~平成23年12月31日)の経営環境は、上半期は東日本大震災の影響で、設備投資や消費に対する閉塞感が拭えないまま推移いたしました。下半期以降は、欧州の債務問題や円高、タイの洪水等の影響を受けて、景気持ち直しのペースは緩やかではありましたが、設備投資や消費マインドは、概ね改善基調でございました。年度末に向けた景況感の見通しは未だ不透明ではあるものの、サプライチェーンの復旧や生産や輸出が従前に比べ回復したことにより、積極的な姿勢に変化してきたと実感しております。ただし、当社企業グループのマーケットにおける案件の発生数や受注の状況から、本来の勢いが戻るまでにはもう少し時間がかかるものと捉えております。

 

今年度は、次世代クレスコの創生に向けた重要な1年と位置づけ、「顧客創造」を基本方針に掲げて、グループ連携による営業活動の強化と新たなサービスメニューの開発に取り組んでおります。主要施策は以下のとおりです。

  1. 営業部門の拡充
  2. グループ本部の設置
  3. 擬似カンパニー制の強化
  4. 政策予算の確保
  5. モバイルへの取組み

来る2012年2月14日(火)には、グループ連携による初のプライベートセミナー「クレスコグループ ソリューションフォーラム2012 in 品川」を開催いたします。グループ企業全9社が結集し、各社のソリューションから選りすぐった新進ソリューションと最新テクノロジーをセミナーやブース展示にてご紹介いたします。

 

昨今、お客様の期待やニーズは、従来型のシステム開発から、クラウドサービスやスマートデバイスを利活用したソリューション分野へと大きく変化しております。当社企業グループといたしましてはこの変化を追い風とすべく、企業のメインITソリューションパートナーとして、お客様満足度No.1を目指し、みなさまからのご信頼とご期待にお応えしてまいりますので、なお一層のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

2012年2月
代表取締役会長兼社長
岩﨑 俊雄