株主・投資家のみなさまへ [35期 第1四半期]

株主・投資家のみなさまには日頃から格別のご支援をいただき、心より御礼申し上げます。クレスコグループの第35期 第1四半期(2022年4月1日~6月30日)決算がまとまりましたので、ご報告申し上げます。

当第1四半期の経営環境

新型コロナウイルス感染症の脅威が一段落し、飲食/レジャー/観光/航空/陸運等の産業に需要回復の兆しが認められた半面、ロシア・ウクライナ紛争に端を発する物価高騰や人件費の上昇圧力、円安の急速な進行など家計や企業の消費動向に悪影響を与えかねない事象が複数発生いたしました。
当社企業グループの顧客企業においては、投資を厳選する動きが一部認められるものの、既存システムの刷新やDX推進による生産性向上を目的としたIT投資需要は依然として旺盛であり、当社企業グループへの引き合いは堅調に推移しております。

当第1四半期の取り組み

■ 組織および体制

  • 4月1日付で代表取締役会長および代表取締役 社長執行役員の2代表制に移行するとともに、『CRESCO Group Ambition 2030』の策定を機に、創業以来初となるブランドロゴの変更を実施いたしました。
  • 適切な権限委譲による経営上の意思決定と施策実行の迅速化を目的として、当社の執行役員を本部長に据える組織改革を行いました。
  • 『CRESCO Group Ambition 2030』実現のために経営戦略本部を設置するとともに、グループシナジーのさらなる発揮のためにグループ統括本部を設置し、グループ間での営業案件の共有を推進しております。
  • 機動的経営の強化およびグループガバナンス向上のため、グループ役員会議の頻度を増やし、グループ役員間の連携強化を図ってまいりました。

■ 事業

  • 当社は4月にUiPath社の認定リセラー「ゴールドパートナー」に認定され、また5月にはUiPathライセンス購入企業向けにe-Learningの提供を開始しており、デジタルソリューションとしてのRPA強化を進めております。
  • 事業の底上げとビジネス機会の創出を目的として、当社社員に対し技術・品質・ビジネス変革に関する自己学習を奨励しております。
  • (株)クレスコ・デジタルテクノロジーズにおいて、同社のIoT機能を搭載した「ソーシャルトイレシステム」の販売を事業会社との共同開発により開始いたしました。
  • 事業効率の向上を目的として、開発拠点の移転等のオフィススペース戦略の見直しを進めております。

当期の見通し

当第2四半期連結累計期間および通期の連結業績予想については、2022年5月10日に公表いたしました業績予想に変更はございません。今後の状況や事業動向等を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。

 

2022年8月
代表取締役会長 根元 浩幸
代表取締役 社長執行役員 冨永 宏